施設警備員の仕事は真面目にやる者はバカを見る、または損をするから手を抜いて良いよというのは本当なのか

警備員の仕事は真面目にやってもいい事は無いから、ある程度手を抜いてやった方がいいよ、と言っている人をたまに見かけます。しかし実際にそう言われていい加減な仕事をして、現場を出入り禁止になった警備員も見ています。しかし24時間、ほんの少しも手を抜く事なく、下番まで気を抜かない、というのも現場によってはなかなか難しいと思います。

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真面目にやる者はバカを見るのか

どんな仕事でも同じだと思いますが、決して真面目に仕事をする者がバカを見る、という訳では無いと思います。

警備員の仕事も同じで、真面目に仕事をする人に対して

 

「真面目に仕事をするとバカを見るから手を抜いていいよ」

 

なんて堂々と言っている警備員を見かけたら、それとなく注意するか、その警備員を観察し仕事でミスをしている様だったら「真面目に仕事をしないと出入り禁止になるよ」と指導するでしょう。

仕事に対して個人がどの様に思っているか勝手です。

 

その事で自分が後悔するような事になっても、それは自分の責任であり、人のせいでないのは明白です。

しかし、その思想を周りの人間に吹聴し、またそれを進める様な行動は感心できませんね。

 

本来仕事は真面目にやるものですし「どうせ警備員だから」といい加減な仕事をして良いものでもありません。

しかし、施設警備の勤務の場合、24時間と長丁場の仕事があり、出勤してから翌朝帰宅するまでの間、1秒も気を抜く事なく気を張り続ける事もそれは難しいのです。

メリハリをつけて仕事をする

仕事だからと、24時間もある勤務時間を1秒も気を抜く事なく続ける、というのも難しい事だと思います。

人はそれほど長い時間集中する事は出来ませんし、また施設警備の様な同じ事の繰り返しの仕事や、現場によってはヒマ過ぎて気を張り続けられない様な所もあります。

 

その様な勤務の場合、忙しい合間を縫って一息付ける様な時に、周りに気を使いながら「気を抜く」のは目をつぶる様にしています。

そもそも、周りに気を使いながら気を抜いているのであれば、他人の目に留まっていないので、本当に気を抜いているのかいないのか、という事は知りようがありませんがね。

 

周りの目を気にしつつ、サボっていると見られない様に上手く出来るのであれば、それをする事で仕事のクオリティを下げない理由になるのなら、むしろ良いのではというのが個人的な認識です。

24時間気を張り続けて終盤にだらけてしまう位なら、勤務の間にメリハリをつけて、少しでも長く仕事の質をキープし続けられる方がよほど良いと思います。

 

現場の隊員さんにも、それに近い様な言葉で勤務するよう指導していますが、残念な事にこの言葉を「サボって良い」と間違った受け取り方をする警備員も少なくないのです。

空気の読めない警備員は一定数いる

仕事にメリハリをつけて質を落とさない様にしよう。

という事を指導してる時に、警備員さんの中にどんな理解の仕方をすればそうなるのか

 

「警備の仕事なんて真面目にやらなくても良い」

 

と曲解をし、仕事中気を抜きっ放しの者もいたりするのです。

警備員としての仕事そっちのけで、スマホに夢中になる警備員。

 

当然、お客様やクライアントの従業員に見つかる事となり、現場から出入り禁止を言い渡されてしまった者。

そんな警備員も実際に存在するのです。

 

当然、仕事中に堂々とスマホを見ていても良い、なんて指導した事はありません。

「ずっと気を張り続けるのは大変だろうだから・・」

 

と、指導していたのに自分の都合の良い受け取り方をし、そして気を抜き放題な状態になる、という空気の読めない警備員も居るのだなと思い知らされました。

仕事中の事なので、周りに気を使いつつ質を落とさない業務をキープする、という事が出来ない警備員も中には居るのです。

 

警備員なんて所詮こんなもの、またはどうせ警備員だから、と仕事をいい加減にしてはいけませんし、警備員も立派な仕事です。

先方からお金を貰って業務を提供しているので、その現場で質の悪い仕事を見られる様では、警備員としても失格ですね。

 

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