開店前の商業施設は出勤が間に合わないテナントの従業員がいた時に警備員がお店の前で立哨する事がある

大型商業施設勤務の当時、開店前にテナントの従業員が遅刻する事がたまにありました。開店までに出勤してきてくれれば良いのですが、開店時間になっても現れない事も何度かありました。そんな時は、クライアントの従業員と警備員とでお店の前に立ち、お客様が無人のお店に入らない様にしていたのです。

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テナントの従業員が遅刻する

大型商業施設に施設警備員として勤務していた当時、その施設だからこそある珍しい対応をしていました。

それは、テナントの従業員が遅刻する、というものです。

 

商業施設では、お客様が開店と同時に施設内に入られます。

特に土日などとなると、平日よりも多くのお客様が出入り口で待っていたりします。

 

そんな開店前に施設内では、お客様を迎え入れられる様に、各テナントを開けて準備しています。

その為、各テナントの従業員さんは開店1時間前くらいから続々と出勤してくるのです。

 

だいたい、20分前くらいには出勤していないと警備員側としては「あれ〇〇店は、もしかして遅刻?」という認識でいます。

施設警備員側は出入管理の場所で、各テナントの入店状況を把握しており、10分前くらいになっても出勤していないと分かると、クライアントへ報告する事になっています。

 

従業員が来るまでお店の前で立哨

開店時間までにテナントの従業員が出勤していない、という事は珍しい事ではなく、月に1~2回くらいはどこかのテナントの従業員さんが遅刻していました。

従業員が遅刻するという事は、開店時間になってもそのお店だけお客様を受け入れらる事が出来ない、という事です。

 

お店によってはシャッターを降ろしている所もあれば、ネットでい店に入れない様にしている所など様々です。

そして、シャッターもネットも無いお店は、開店後にお客様が無人のお店に入る事が出来てしまいます

 

開店後にシャッターが閉っていたり、ネットが欠けられているのを見せるわけにはいかないので、そんな時はクライアントの従業員さんが、見かけ上は開店している様にしていました。

しかし、見かけ上のお店でも従業員がいないので、お客様が間違って入ってしまわない様に、クライアントの従業員と警備員を手配して、どちらかが立哨するのです。

 

そう、テナントの従業員が出勤してくるまで。

 

クライアントの従業員も同じでしょうが、警備員側としては非常に困ります。

警備員は時間ごとにやるべき事が決まっており、イレギュラーな業務が入るという事は、待機に入る予定だった人が犠牲になって立哨する事になるのです。

 

基本的に、警備員がその時間にやるべき業務がズレるという事はありません。

そのために、その時間に巡回がある警備員さんは、必ず巡回へ出なければなりません。

 

そうなると、業務以外の待機予定の警備員さんが、お店の前で立哨するしかないのです。

この時ほど「早く来てくれ~」と思った事は無いでしょう。

テナントの数が多くなればなるほど機会は増える

テナントの従業員さんが遅れて来る事で、警備員がお店の前で立哨する、という光景は商業施設だからこそある特殊な業務となります。

それ以外の施設で、従業員の代わりに店番をするなんて業務はありませんからね。

 

私も何度か、開店後のテナント前で従業員が来るまで立哨した事があります。

誰も居ないお店の前にいる警備員を、不思議そうに見て通り過ぎるお客様の視線を感じながら立哨するのは大変だった記憶があります。

 

当時勤務していた大型商業施設は、テナントの数もかなり多かったので、それだけ多ければ中には遅刻をする従業員さんも目立っていたのだと思います。

テナント数も少ない商業施設では、遅刻をする従業員さんも居るかもしれませんが、立哨する機会も少ないのかもしれませんね。

 

商業施設勤務になった警備員さんは、いつか遅刻した従業員の代わりに、お店の前で立哨する事になるかもしれないので、その時は貴重な体験だと思って臨みましょう。

 

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