施設警備員に限らず、警備員は体力はある程度必要な仕事です。しかし経験上、体力と同じくらい必要な物に精神面も強くなくてはなりません。警備員は時にお客様から心無い言葉を投げられる事もあります。自分に落ち度が無くても言葉の暴力を受けた時、折れてしまわない様に精神面がある程度強くなくては仕事にならないのです。
警備員は体力と精神が強くあれ
警備員の仕事は体力が必要とされる場面はいくつかあります。
長時間立ちっ放しの仕事や長時間歩きっ放し
これらは警備員という仕事の多くの場面にあるもので、交通誘導警備員や施設警備員などあらゆる警備の仕事に登場します。
その為、警備員としての仕事の殆どが「体力が必要な仕事」と言えるのです。
ですが、警備員の仕事は体力だけあればいい、ともいえず意外と精神面も強くなければやっていけなかったりもします。
警備員の仕事をしてきた方ならお分かりかと思いますが、警備員はお客様と会話をする機会の多い仕事です。
この時に、多くのお客様は警備員に対しても普通に接してくれますが、中には警備員に対して初めからケンカ腰で話してくる人も居るのです。
心無い言葉を掛けられやすい仕事
警備員の仕事をしていると分かるのですが、世の中では社会的地位の低い仕事という認識をされているせいでもあるのか、警備員に対して乱暴な言葉遣いをして来る人も居ます。
こちらが「お願い」として対応をしているのにもかかわらず
「警備員のクセに命令するな」
だとか、聞こえているハズなのに無視する人も居たりします。
お願いを無視した挙句、その為にお客様に不都合が発生すると、お願いを聞き入れなかったのは自分なのに警備員に怒鳴ってくる人も居るのです。
交通誘導警備員さんの愚痴を聞くと、よくこの話を聞きますね。
車両の誘導で、お願いを聞き入れず先へ進んでしまって、その先でトラブルが起きた時に警備員に怒鳴る・・
警備員側としてはやるべき仕事をしているのに、心無い言葉を投げられる。
これでは真面目に仕事をしていても納得いきませんよね。
この様に、警備員は心無い言葉を掛けられやすい仕事なので、ある程度精神面も強くないとお客様から少し乱暴な言葉を掛けられただけで、その後の仕事をずっと尾を引く様になってしまいます。
精神面が弱いと仕事にも影響が出る
今まで警備員の仕事をしてきて、警備員さんの中にもあまり精神面の強くない人も居ました。
多くの警備員さんはある程度、神経が図太い?人が多い様に感じます。
社会の多くの面を経験している人が多いのか、嫌な事も今までたくさん経験してきているのでしょう。
特に高齢になってから警備業へ来た人は、社会人経験も豊富なので、精神面に限っては強い印象があります。
反面、若い人や社会人経験の少ない人の場合は、警備員の仕事がこれほどお客様から酷い扱いを受けると思っていなかったりし、お客様の思わぬ言葉に面食らってしまう人も居ました。
そういった人は、その後当時の事を気にしている傾向が強く、それをバネに強くなる人も居れば、人の対応に委縮してしまう人も居ました。
人の対応にビビってしまった人は最後には、退職してしまいました。
この様に、警備員という仕事は精神面も強くないと、お客様の対応で腰が引けてしまう人も少なくありません。
警備員の仕事はそういうものだと初めから分かっている人は、心構えが出来ていますが、そうで無いと警備員の仕事に影響が出てしまいます。
対応する人の中には、警備員に対して乱暴な言葉を使う人もいるのだという事を承知しておく事が必要ですね。