警備員がお客様に言葉を掛ける時、今どきは少しでも間違った言葉遣いをするとクレームに繋がります。その為、普通の警備員さんはお客様と接する時、言葉遣いに気を使って話すようにしています。しかし、警備員の中には昭和の時代の警備員の感覚で偉そうな言葉遣いをする者も存在します。結果、当然クレームに繋がるのですが本人は悪いと思っていないので、なおタチが悪いのです。
今どきそんな警備員は居ないと思った
警備員の仕事を始める様になってから、警備員というのが思っていた以上に社会的地位の低い職業だと痛感しました。
近年稼ぐことの難しい職業となり、短期間で一気に稼ぎたい人が就くような仕事ではなくなっています。
稼ぎ目的で来るような人が多かったせいもあり、企業理念よりまずはお金という人が増え、接客に関するカスタマーがとても悪く、よって警備員の地位が落ちました。
そんな話はもう30年以上も前の事だと思い、カスタマーサービスに無関心な警備員は居ないと思っていたのですが、いざ警備員の仕事を始めてみると、とてもサービス業の仕事をしているとは思えない様な人も結構居るではありませんか。
そう、今では仕事にあふれた人が集まる職業の一つとなり、接客業やサービス業の対応のできない人も警備業界へ参入してきているのです。
そんな人が入社して同じ職場で仕事をしていると、やはりお客様の対応で失敗してクレームになるのを目にします。
令和の今でもお客様に対して
「その言葉づかいではマズいでしょ」
という言葉遣いをしている警備員は普通に存在するのです。
言葉遣い一つでクビが飛ぶ
接客業に携わる人間が、お客様に対して
「自分は悪い事はしていない、規則を守らない貴方がいけないんだ」
と堂々と言ったらどうなるでしょうか。
確かに規則を守らなかったお客様がいけないかもしれません。
しかし、それを正面切って指摘すると間違いなく相手は逆上します。
相手を怒らせない様に間違いを諭すにはどうするのか、たとえ間違っていたとしてもその時は取りあえずスルーして、上司に相談するか・・
様々な対応が上がると思います。
それでも相手に直接、間違いを指摘するのはサービス業としては正解ではないと思います。
例え、相手が規則を破っていてこちらが正しかったとしても、一旦落ち着いて目の前で今言わなくても良いのではないか。
こういう場合、目の前で直接話すと相手は怒ってしまい「上司を呼べ!」となり話が大事になります。
そして話がこじれた場合、注意をした警備員さんがその現場で仕事を続けられなくなってしまうなんて事も。
特に今のご時世、何か対応を間違うと直ぐクレームに繋がるので、サービス業の仕事をしている人は言葉遣いには十分注意をしている事と思います。
しかし、警備員の中には警備業がサービス業だと思っていない人も多く、中にはいまだに警備員だからと偉そうな態度や言葉遣いをする者もチラホラ。
その中でもまだ比較的、年齢の若い警備員さんはアルバイトなどの経験からサービス業とは、という事をわきまえている人も多いので、無難な対応が出来ますが、定年を迎えるような65歳前後の警備員さんはちょっとヤバいですね。
高齢警備員は特に注意が必要
高齢警備員の多くの人は、警備員として仕事をする時、どうしても相手に対し特に自分より年が下の者や、女性などに対して言葉遣いがあまり上手くありません。
気を付けないと、言葉で相手に嫌な思いをさせて後にクレームになるなんて事もあり得ます。
そんな時は自分では気付いていない場合が多く
「え、なぜ私が!何も酷い事は言っていないのに」
という事が多いです。
高齢の警備員さんは、最近の若者ほど社会に出る前にアルバイトをしていない人が多いと思います。そして接客する者=弱者という経験をしていません。
どちらかと云うと、社会人としてずっと人を使う側にいた時間が長いので、どうしても女性や年が下の者に対する強者側の方が長かったと思います。
その為、警備員という仕事を始めてもその当時の感覚で、相手に対して上からな言葉遣いなどをして、相手に不快感を与えてしまうのかもしれません。
年寄りに限った事ではありませんが、コンビニなどで若い店員に怒鳴りつける老人などは典型では無いでしょうか。
これは間違った認識ですが「お客様は神様」だと勘違いしているのだと思います。
普段から高齢警備員の人たちの出入管理などの会話を聞いていると、明らかに若い警備員よりも言葉の節々にタメ口が出てきます。
本人は相手に対してフレンドリーな会話の感覚で話をしているのかもしれませんが、間違った受け止められ方をする可能性もあるので危険です。
周りにいる高齢の警備員さんの、お客様に対する言葉遣いは大丈夫ですか。