制帽の阿弥陀かぶりが禁止なわけ

警備員の仕事以外でも帽子をかぶる仕事はたくさんあります。なので全ての帽子のかぶり方を統一させよ、とは言いません。しかし警備員のかぶる帽子はかぶり方に決まりはあります。その間違ったかぶり方の一つに阿弥陀かぶり、というものがあります。

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どこの警備隊にでもいる阿弥陀かぶり

今まで経験してきた現場で、警備員の制帽を阿弥陀かぶりしている警備員は一人は必ずいました。

 

「阿弥陀かぶり」

 

あみだかぶりとは、あまり聞きなれない名称ですが私もここ数年前に初めて聞いた名前です。

しかし、そのかぶり方をする警備員は以前から見かけており

「みっともないな」

という印象は持っていました。

 

ただ、そのかぶり方の名前を知らなかっただけで、周りにはずっと以前から存在はしていたのです。

 

その阿弥陀かぶりですが分かりやすく言うと、制帽を被った時に眉毛やオデコが見えるような見えるような被り方を差しています。

ぱっと見、顔全体が見えるような状態となり相手にも好印象を与える様で肯定的な感じがしますが、実態は真逆です。

 

阿弥陀かぶりは「素行不良のしるし」または「アホかぶり」と軍界隈では呼ばれているようです。

警備業界は、警察官よりな職業な為、制帽のかぶり方に関しては厳しく、阿弥陀かぶりは「良しとしない」方針だと思います。

 

実際経験してきた全ての警備会社の新人研修でもつばの部分で目を隠すほど深くかぶるよう指導されました。

この様に研修でも同じ様に指導されているはずにもかかわらず、現場には阿弥陀かぶりが居るという事に疑問を感じないでしょうか。

 

阿弥陀かぶりをしない警備員を思い出した時、ある共通点に気がつきました。

阿弥陀かぶりをする警備員の共通点

阿弥陀かぶりをする警備員。

過去必ず現場に一人はいました。

 

そんな警備員を各現場で見てきた時、ある共通点に気がつきました。

現場に配属された警備員が10人いても多数が阿弥陀かぶりをするでもなく、また研修でもちゃんとした被り方を指導されている。

それにもかかわらず、現場での業務中に阿弥陀かぶりをする者が少なからずいる。

そんな警備員たちはどんな警備員なのでしょう。

 

「格好よくみられるから阿弥陀かぶり」

「自分だけ周りと違う被り方をして目立ちたい」

 

いや、彼らを見てそんな印象はありませんでした。

阿弥陀かぶりをする警備員の共通点、それは

 

・制服の着こなしに関心が無い

・だらしがないという意識が低い

 

今まで阿弥陀かぶりをしてきた警備員さんはこのどちらかに必ず当てはまりました。

それ以外の警備員さんは、新人研修時代に「規則だから」という事を守ってきているか、阿弥陀かぶりが「なんかダサい」という感じで正しい被り方を守っています。

私もどちらかというと「阿弥陀かぶりダサい」という認識なので、絶対にしません。

警備員は制帽も含めて制服の着こなしの一部と考えているので、帽子を被るのは当然の事、見っとも無いような格好はしたくないと思っています。

警備員は見た目が大事

帽子のかぶり方に関心が無かったり、意識の低い警備員に過去、帽子のかぶり方を何度も指導しました。

しかし、その警備員は辞めてしまう最後まで直る事はありませんでした。

 

制服を正しく着こなす事は、自分の所属している警備会社や現場の隊など全員に影響を与えていると分かっていません。

恐らく、誰にも迷惑かけていないだろう、とでも思っていたのかもしれません。

独り社長で一人勤務なら、責任は本人だけで済みますが、会社として所属している以上、全員に迷惑を掛けているのです。

 

社会人にもなってこれに気づかないのは致命的だと私は思います。

阿弥陀かぶりをしていた警備員は、どことなく皆から浮いている存在になっていたような気もします。

警備員は隊で行動する以上、決められた服装決められた着こなしをするのは当然です。

 

警備員は見た目が大事

 

これは警備会社が指導している事だと思いますが、一人一人が日頃から気にする事も大切です。

特に会社の目が届きにくい現場では、いい加減な身だしなみになりがちなので気を付けたいですね。

 

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