午前中に地質調査ですと言って10人くらいの作業着を着た方が見えました。調査場所を聞いた後、アポイントメントがあるか尋ねた所「場所は分かりますが、アポはとっていません」こんなに大勢で来てアポなしで来てすんなり入れると思ったのか・・。とりあえず設備担当へ連絡して、まずは事務所に来てもらう形になりました。前もって来る事が分かっているならアポを取ってから、と思わなかったのか不思議です。
資格の無いものは入れない
出入管理の役割はその施設に用事の無いものを入れない事です。
通常は予めアポイントメントを取って、後日入館時に約束がある事を告げ事務所に確認後入館の手続きをするのが正しい流れになります。
実際は身分の確認と約束がある事が分かれば手続きはしてしまうのですが、今日の場合は相手が通常とは異なっていたので通せませんでした。
スーツを着て社員証などの確認が出来、1人か2人程度で来るなら通しているかもしれませんが、作業着で10人くらいの大勢だとこちらもそう簡単にはいきませんでした。
施設内を作業着を着た人間が何人もウロウロされた時に、アポも無く許可のない人間であった時クライアントから「許可のない人間をなぜ通した」とお叱りを受けてしまいます。
その為、怪しいとかアポはないといった場合の来客は必ずクライアントに一度確認をしてから受付をしなければいけませんね。
事務所の人間が確認に来る事も
警備員側で怪しいと判断して事務所側に連絡をした時に、クライアント側でも判断しにくい時はわざわざ警備室まで確認に来る時があります。
今回のパターンはそこまでいきませんでしたが、基本的にものすごく偉い人が来たときか、逆に超怪しい人物の時ですかね。
その両極端の人物の時は従業員の方も一緒に対応していただけます。
余りにも偉い方の時は、連絡もなしに見える事があるようでその時は事務所の方は飛んでやってきます。
対照的に怪しい人物の時はここだけの話・・とても面倒くさそうです。
これが出来ない警備員がいる
こういった出入管理の業務ですが、初めは中々うまくいきません。
受付なんて簡単簡単、なんて思ってやっていると後で大失敗します。
ウチにいるダメな年配警備員もそうですが、受付をただ入館証を渡すだけの簡単なお仕事・・と勘違いしているんです。
実際は「資格と必要性」に基づいて
その施設に入るべき資格の無い者は入れない
という前提が頭から抜けています
「いいよいいよ」「どうぞどうぞ」
と簡単に確認もせずに入館させてしまい、台帳に記入している所もロクに見ていない始末・・
その為、記載漏れがあった事にも気づかない有り様。そう、今どきの警備員ではなく一昔前の用務員のおっちゃんです。
(イメージ的には警備室でタバコをふかしながら机にはスポーツ新聞を広げて主業務である出入管理をまともに行っていない状態)
警備室内ではタバコは吸っていなくてもこれに近い年配警備員は実際います。
こんな彼らは商業施設の様な規律ある厳しい現場で働いた事がないので、警備員はこんな程度・・というイメージしかないのかもしれません。
だいぶ前に商業施設の有様を話したことがありましたが、向こうは向こう、ここはここ・・のような反応でした。
もう「こいつらダメだ・・」という思いしかありませんでした。
こんな人間ですから、こんなに楽な現場でさえまともな業務も出来ません。
年も取っているのでやり方を変えるのもなかなか大変なようで出来ません。
こんな人材はこの現場で要らないのですが、会社も対応してくれません。
ここで体が動かなくなるまでやっていくしかないようです。
困ったものです・・。