どこの施設にも今はあるAED。現場によっては警備員は一切関与しない所もあるのでしょうか。人命を救命するのに欠かせない道具なので、勤務する建物に1つ以上は設置されていると思います。警備員が業務としてAEDを使用する時、落ち着いてちゃんと使う事は出来るのでしょうか。
AEDは警備員も使えて当り前
人命を救うという点においては、警備員がAEDを使えなければ意味がありません。
人を救ってこその警備員ですから、どこの警備会社でも講習はあるのではないでしょうか。
ウチの現場にも出入管理の場所に1つ置いてあります。
だいたい建物ワンフロアに1台、という配置が多く、商業施設の様なとても広い施設では数個配置になるでしょう。
置いてある場所も、警備員室前などその施設で分かりやすい場所に設置されています。
緊急時に誰もが気付きやすい場所、人から指示されて取りに行く時、目立つ場所などに置いてある事が多いです。
その時誰もが使える様に操作は簡単に出来ていますが、一般の人にとっては簡単とはいえ、率先してやるにはハードルが高すぎます。
そんな時は警備員が率先してやる必要があるでしょう。
そして回りも、警備員は出来て当り前・・という何の根拠もない期待を抱いています。
そんな時、警備員として期待に応える準備は出来ていますか。
AEDの使用経験が無い
警備員でなくて、一般の人だとしてもAEDを実際に使った事のある人、という人はあまりいないと思います。
前の警備会社にAEDの講習時に倒れた警備員が居て、そのまま実地対応したと聞いた事があります。
そんな余程な場面でない限り、AEDを使用する機会は無いので、もし勤務中に使う場面に出くわした時はさぞ緊張する事だと思います。
私も10年以上警備員をしてきて、1度だけ「使用寸前」までは体験した事がありますが、パッドを貼っていざ電気ショック、までは操作していないので、訓練を何度もしてきていますが、一通りの使用経験はありません。
もし、いまAEDを使用しなければならない状況に遭遇したらきっと慌てる事だと思います。
救命講習は積極的に受けた方が良い
いくら毎年AEDの訓練をしてきていたとしても、本番での経験が無い以上、実際に使用する時が来たら慌ててしまうと思います。
ましてや人の命が掛かっている事なので、緊張は相当なものだと思います。
本番に備えてAEDの訓練を受ける機会は、一般の人よりも警備員は多いと思います。
現任教育であったり、救命講習など仕事の一つとして受ける事があるからです。
救命講習を受けると、受講証明を貰えるので、警備員としての資格の一つとして持っておいても損はありません。
せっかく警備員として仕事をするからにはぜひ取っておきたい資格の一つですね。
人の命を救えるかどうかが掛かっている様な重大な動作なので、慎重に正確に出来る様訓練しておきたいですね。