ここの施設警備をしていて、建物の巡回に行くと毎回ある部屋に遅くまで従業員が残留している場所があります。
複数人ではなく、一人の従業員ですが他の人よりも明らかに遅くまで居残りしています。一説には仕事をしているとか部屋でテレビを見ているとか・・・
必要があっての残留なのか
警備員が夜間に建物の中を巡回する時、完全に残留者がいない状態になってから巡回をする場合と、残留者がいても時間になったら巡回をする場合があります。
この現場は後者で、時間になったら巡回に出発します。
時間になったら巡回に出るので、残留者がいる状態で各部屋を回る事が多々あります。
どこの部屋に何人の残留者がいた、とカウントしているので警備員もクライアントも残留の常習している部屋は把握しています。
そして毎日巡回していると、大体どこの部屋で日々残留が多い・・というのは分かってきます。
で、いつも残留している部屋の従業員が何をしているのかまでは警備員にはわかりません。
現場によっては残留している理由を問う必要のある所もあるかもしれませんが、ここの現場では残留している部屋はチラホラあり、また残留に関して違反というルールも無いので、警備員はせいぜいカウントするまでに留まっています。
しかし、毎回残留している部屋の従業員は本当に必要があって残留しているのかは結構怪しいです。
クライアントの仕事を把握しているわけではありませんが、他の人が定時で帰っているのに、その人だけ部署が変わった時でも毎回、夜な夜な残留しているのです。
ある隊員が巡回した時にはテレビを見ていた、なんて言う報告を聞いた事もありました。
毎回ではないので特にクライアント側に正式に報告する事もしてはいませんが、グレーな感じです。
警備員にとっては残留者は困る
警備員が巡回する意味、というのは火気点検や戸締りまたは不審者の有無などです。
人気のない建物を巡回する時、誰もいないというのが前提になるのであらゆる不始末は従業員の責任になります。
しかし、残留者がいる部屋を警備員が巡回した時は部屋の照明は付いたままでも仕方がないが、巡回した後で従業員が帰ると再度巡回しに行かなくてはなりません。
現場によっては再度巡回する事をしない所もあります。この現場がそうです。
もし、ガスの元栓などを閉めずに帰り、火災でも発生したら・・なんて事を考えると恐ろしい事ですね。
なので、大抵の現場では再度確認しに行く決まりになっている事だと思います。
ここの現場のように再点検しないようなところですと、残留者がいるということは非常に迷惑なことになるのです。
まあ、再度点検しに行く現場でも残留者は迷惑という点は変わらないと思います。
もし、残留者に対して警備員が巡回時に帰るように促すことが出来る現場であるなら、速やかにお帰り頂くのが良いと思います。