VIPのお客様を出入管理で待つ時

クライアントからVIP待遇のお客様が入館されると聞いて、受付では今か今かと待っていました。お名前などを聞いていたのですが、いざ受付の場所に来ても顔と名前が一致していないので名前を聞くまでは誰がVIPの方なのか分からない状態です。せめて顔写真さえあればお見えになった時にこちらもすぐに反応できるのに・・。

スポンサーリンク

身分証を見るまでは誰か分からない

出入管理をしていて経験があると思う方もいると思いますが、初めて受付に見える方は警備員側としてはどのようなお客さまか一切不明です。

仮にものすごく偉い方でもいつも通りの対応をしてしまいます。

受付で人に合わせて対応(態度)を変える様な事は基本しませんが、誰でも同じような区別の無い丁寧な受付対応よりも、もう一段丁寧な対応が必要な時があります。

それはクライアントの更に上のお客様などがそうです。

クライアントの本部の方などもそれにあたります。

そういった普段お見えになる事の無いVIP対応が必要なお客様が受付に見えた時は、それは丁寧な対応が必要です。

しかし、初めて見えた方がVIPクラスの方かどうかは警備員には分かりません。

予めクライアントから、連絡があれば身構えて置く事も出来ますし、写真などがあれば目の前のVIPに聞き出すような事をすることなく顔を見ただけで対応も出来ます。

スルー(顔パス)の指示が来る時

そんなVIPの方が見えた時、お客様によっては

「入館証を発行しなくても良い・・」

と、お達しが事前に来る事も有ります。

まあクライアントの事務所の方が受付の場所で待機していて、いざお客様が見えたと同時に受付を通り過ぎて案内していかれるパターンがこれにあたります。

クライアントが入館を許可しており、更に一緒に案内していかれるので入館証なんていう許可証はもはや必要ありませんよね。

こういった対応は事務所の方が受付で待っているので、何もしなくてよいのである意味我々からしたら楽で助かりますが・・。

情報は細かくください

しかしたまに事務所の方がお迎えに来るレベルでないVIPの方の時、受付をして事務所に向かっていただきますが警備側の対応は、いつもよりはランクの高い受付対応を必要とします。

それなのにクライアント側が事前に何の情報もくれないと、当日お客様がお見えになった時に誰がそのVIPのお客さまか分かりません。

事務所に向かうお客様はたくさん見えますが、皆同じように対応しては不味い時もあります。

VIPの方の時は事務所に連絡が必要な時もあるので、事前に何の連絡も無いとそのまま事務所へ行かせてしまいます。

たまにそういった失敗があるのですが、そもそも失敗というか

困るのなら警備室に事前にしっかりと情報下さい・・

と毎回思います。

少なくとも受付時の対応は失礼のないよう殆どの隊員は出来ていますが、知らされていない事は出来ません。

それが特に大事なお客さまなら尚更ですよね。

今回はこちらが困らない程度の情報を事前に頂いていたので、お客さまも困る事の無い対応が出来てたと思います。

毎回こうだと助かります・・。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク