正確な情報か定かではありませんが、警備員の平均年収は330万円位だと言われています。これはあくまで平均なので、現場で働く警備員さんがこの金額を貰えるわけではありません。しかし中には、現場勤務でこの金額を貰っている人もいるかと思います。現役警備員の方でこの平均年収金額を満たしている人はどのくらいいるのでしょうか。
平均年収はあくまで平均である
警備員の平均年収は約330万円位だと言われていいます。
これはネットで調べると金額の違う所もありますが、厚生労働省の発表によると、335万円位だそうです。
この金額を見た時に、現役の警備員さんはご自分の年収と比較してどうでしょうか。
警備会社によって賞与の出る所と出ない所があるので、月給に当てはめても賞与次第で月収も変わってきます。
賞与無しの警備会社の場合、年収が330万円あるとすれば
「月収は28万円位貰っている計算になります」
警備員の月収で28万円の月収となると、かなり高給な部類に入ると思います。
更に働き方にもよるので、月に何日出勤するのか、日勤なのか当直勤務なのかでだいぶ変わってきますね。
そういう意味では警備員の給料の比較というのは、非常に難しくまた単純に会社の求人だけで比較するのも難しいかと思います。
しかし、何日出勤するかにもよりますが28万円近く稼ぐのは相当ハードだと思います。
現場勤務で年齢による違いはあるのか
ネットで調べた中で、年収が年齢によって異なっている資料も見かけました。
個人的な印象では、現場で働く警備員は何歳だろうがみな同じ金額で働くものだと思っていました。
20歳の警備員も、80歳の警備員も同じ現場で同じ仕事をしているので、当然給料も同じかと思っていましたが、あるサイトの資料では各10歳代ごとで年収金額も異なっていたのです。
これはどこの警備会社を参考にしているのか分かりませんが、年齢で金額が違うという事は昇給制度がある、という事なのかなと思いました。
今まで経験してきた警備会社では、昇給なんてものは一切無く、給料に関しても年齢がいくつだろうがみな同額です。
年収を調べた時のそのサイトでは、30~40歳代の警備員さんが一番どの世代よりも年収額が多く、高齢になるにつれて年収額も減っていっていました。
まあ、これは単に高齢になるほど出勤日数が減って働き盛りの警備員さんよりも収入が減っている、と見れば納得も出来ますが、少なくとも私の周りの高齢警備員さんの多くは、若い世代の警備員さんと同じ日数仕事をしていました。
若すぎても低く、高齢過ぎても少ない年収を見る限りでは、世代別で給料の設定が異なる様にも受け取れるという事です。
年齢で給料が異なるのはある意味、その警備会社を避ける人も出てしまうかもしれませんね。
警備会社の規模にもよるが・・
警備業界は大手の警備会社になるほど給料が高い、と言われています。
これは警備業界にも限らず、同業種でも名の売れた企業ほど給料が高くるのと同じですね。
警備業界の大手と云えば、セコムにアルソックですがそれ以降でも、そこそこ名の知れた警備会社は給料もよさそうです。
それ以降は、下へ行くほど待遇や給料が低くなると見て良いでしょう。
しかし、名前を知らない様な警備会社が給料が低いとも限りません。
これは実際に働いてきて実感できます。
今所属している警備会社は、業界内ではご存じの方も多い警備会社ですが、だからと言って知名度に比例した低賃金でもありません。
警備業の給料は現場に依存しているとも言え、契約を結んだ契約金によって給料が上下していると言っても過言ではありません。
大きな警備会社になると、基本給制度色が強くなり、現場が変わっても給料は変わらないかもしれませんが、小さな警備会社では現場を異動しその現場の契約金が高いと、1勤務当たりの給料も上がったりする事も普通にあります。
求人を見ると良く分かりますが、名前も知らない様な小さな警備会社でも、1当務あたりの給料が余裕で2万円超える場合もあるのです。
場合によっては大手の警備会社の給料を超えるなんて事もあり得ます。
しかも、その現場の仕事はラクなんて事も・・。
多くの場合は、警備会社の規模が大きければ大きいほど、給料も高くなりますが、全ての警備会社が決して同じような状態ではない、という点は弱小な警備会社でも十分価値はある、という事です。
警備員として働く時、小さな警備会社でも330万円という平均年収を貰う事は不可能ではないのです。