先日、この現場に何年も勤務しているベテランの警備員さんが、いつもとは違う出来事が発生し、その対応が満足に出来ませんでした。施設警備員は毎日同じ祖ごとの繰り返しで、緊急時などの突発的な事案が発生すると、いつも行っている仕事プラスで対応に追われます。その時にいつもとは違う出来事になるので、対応の仕方は分かっていても、慣れない行動から失敗をしてしまう事もあるのです。
施設警備員は毎日同じ繰り返し
施設警備員は、毎日同じ業務の繰り返しが多い仕事です。
各時間にやるべき事が決まっていて、その時間ごとの業務も今日した事は明日も明後日も同じ事をするのです。
〇〇時から店内を巡回する、というのは毎日同じ時間に同じ施設内を見回り、出入管理業務も同じ場所で毎日同じ対応をしています。
毎日同じことの繰り返しなので、まあ現場にもよりますが簡単なぶん仕事も直ぐに覚える事も出来ますし、そこまで難しい業務でもありません。
逆に人によっては、毎日単調な仕事の繰り返しなのでそれが嫌で続かない、なんて人もいるかもしれません。
そして、そこまで難しい事を要求されないので、誰でも警備員の仕事が出来る、と言われているのもこれが理由かもしれません。
突発的な対応で失敗したベテラン
毎日同じ祖ごとの繰り返しとはいえ、日によっては事案も発生します。
この事案は、勤務先の現場によって発生する頻度が異なりますが、忙しい現場と呼ばれる所ほど頻度は多くなり、ヒマな現場と呼ばれる所は滅多に発生しません。
そんな中、今の勤務先はヒマな現場なので、緊急事案や事故など、いつも行っている仕事以外の対応は滅多に発生しません。
緊急対応や事案が滅多に発生しなければ、いつも通りの仕事だけをしていれば良いので、それほど気を遣う事もありません。
しかし、ヒマな現場で突発的な出来事が発生すると普段から慣れていない対応をする事になるので、上手く対応できない人も出てきます。
今回、ヒマな現場でちょっとした不慣れな対応が発生し、上手く処理できなかった隊員さんがいました。
この現場でも何年も勤務しているので、業務に関する事はほぼ熟知しています。
しかし、突発的な出来事などがほぼ発生しない現場なので、いつもとは違う業務をうまく対応出来ませんでした。
彼は資格も取得しているほどの隊員さんですが、ヒマな現場で突発的な対応が発生した時の経験値が低く、上手く対応出来ませんでした。
内容は、それほど重大な事でも無かったのでまだ良かったですが、警備員がいつもとは違う事案などの行動に対処できなかったのは、ちょっと残念でした。
緊急時にこそ対応できるのが理想
施設警備員に限らず、警備員がいざという時に適切な行動が取れるかどうか、というのは重要な事柄です。
特に施設警備員の場合、建物内で突発的な事案が発生した時に人命を守れるような適切な行動が取れるか、もしくは災害などが発生した時に、迅速に避難誘導が出来るかなど「ここぞ」という時に役に立ってこその警備員です。
言い方が悪いですが、普段はその施設に警備員を配置する意味があるのか?などと言われていても、いざという時の為にと考えれば意味はあります。
にも拘らず、そのいざという時に役に立たなければ、本当に「警備員なんて配置する意味がない」となってしまうのです。
多くの警備員さんが同じ考えでいるかどうか分かりませんが、普段は「役に立たないくせに」などと言われていたとしても、緊急時には役に立ってみせるという意気込みを持って仕事をして欲しいですね。
周りからは、毎日大した仕事もしていないのに、なんて思われている警備員さんもいるかもしれませんが、いざという時の為にいるんだ、という気持ちを持っていれば、常に緊急事案が発生した時の対応を気にする様になり
どの様に行動したら失敗しないか、などと予習も出来るので、結果良い行動も出来る様になるのではないでしょうか。