今まで施設警備の現場をいくつか経験してきました。施設警備に限った事ではないかもしれませんが、新しい現場へ行くと新しいルールがあり覚える必要があります。これは警備員の基本の業務とは違い、その施設独自のルールであり一から学ぶ必要があり苦労する事もあるのです。
施設警備員の基本業務はどこも同じ
警備員は警備員としての基本的な事を学び仕事をしています。
これはどこの施設警備の現場へ行っても、やはり基本的な事は同じで一度基本を学べば大抵の事はどこへ行っても通用します。
警備員になって一番初めにする新任教育では、この基本的な事の指導を受けます。
これを受ける事で、どこの施設に配属になっても最低限の事は把握できるのです。
私は今まで商業施設やその他の施設へ配属してきましたが、基本的な事はどこへ行っても同じでした。
出入管理の対応の仕方や、夜間の巡回の周り方、緊急時案の初動や対応など、大雑把ではありますが同じでした。
しかし、現場が変わると基本的な事は同じでも、その施設独自のルールの様なものがあって、そのルールを覚えるのがまた一苦労なのです。
現場ごとで違うルールがあり覚えるのに苦労する
商業施設や病院、学校、またはビジネスビルなど施設警備員の勤務先はたくさんあります。
これ以外にもまだまだたくさんあり、その施設の数だけ独自のルールがあると思って良いでしょう。
私は今まで5カ所以上の施設警備の現場を経験していますが、そのいずれも独自のルールがありました。
まあ、どこの企業にもそのルールがありますが、警備員の勤務先もその企業のルールを学ぶ必要がある、という事です。
なので、どんなルールというよりは企業の規則に従う、と考えた方が分かり易いと思います。
施設警備員は勤務先が変わる度に、その企業のルールを学ばなければならない為、警備業の基本だけを学べば良いわけではないのです。
色々な現場を経験するのは役に立つ
警備員としてその施設で勤務していく時、少しでも多くの施設のルールを学んだほうが、警備員としての経験を積むには良いと思っています。
施設ごとにルールがあり、そのルールの様々な決まりを学ぶと、他所の現場へ行った時にある程度の応用が利かせられます。
警備員になってから、一度もよその施設の経験がない様な警備員と、数年毎に勤務先が変わってその度に新しいルールを学んでいる警備員とでは、現場での対応の差が出ます。
色々な経験をしていると、勤務先である事案が発生した時に解決の手段の幅が広がります。
これは実際に、異動した事の無い警備員と異動の多い警備員が同じ現場におり、ある事案が発生した時に両者の対応の差として現れました。
やはり色々見てきた警備員は「応用が利く」という証明になったのです。
始めて勤務する現場では、そこの施設のルールを覚えるのに一苦労します。
しかし、その辛さは決して無駄にはなっておらず、いつか現場で何かあった時の対応の差として現れます。
それが人の命を左右するような場合もありうるので、ただ嫌がるのではなく自分の為にと積極的に覚えるようにして欲しいですね。