施設警備員は業務中とも言える巡回時間中にタバコが吸えるというのはご存じでしょうか。一応、配属先の施設によっては厳しく禁止されている所もあるかもしれませんが、誰も居ない夜中の建物内を見回る仕事なので、意外と何とかなってしまうものなのです。それ以外の現場では多くの場合は、残念な事ですが小休止としてタバコを吸えると思って良いでしょう。
勤務中にタバコが吸える仕事
昔は警備業に限らず、多くの企業は仕事中でもタバコが吸えました。
建物内の事務所でも、外の仕事でも勤務中に吸っていても問題視されませんでした。
それが今では勤務中に吸うのはもちろんの事、タバコを吸う場所さえ限られる様になりました。
社会的にも喫煙が問題視され、タバコを吸う人も減っていきました。
警備業界も例にもれず、周りで働いている警備員さんでもタバコを吸う人が減っている事を実感しています。
そんな喫煙ですが、基本的に勤務中にタバコを吸うのはNGです。
しかし、施設警備業務の夜間の巡回中に、タバコを吸う事が出来る所もあるのです。
夜間巡回は多くの場合、誰も居なくなった夜中の建物内を警備員一人で見回ります。
建物を見回るので、エリアによっては喫煙室もあったりします。
会社やクライアントから徹底して禁止されていない限りは、巡回中に喫煙室に入っても問題にはなりません。
そう、施設警備員は今でも勤務中にタバコを吸う事が出来る仕事なのです。
現場によっては禁止されている所も
大型商業施設勤務の時も、特にタバコを吸う事を禁止されてはいませんでした。
その為、警備員さんによっては夜間巡回中に、一息入れて喫煙室でタバコを吸っている人も居ました。
また別の現場でも、巡回路に喫煙所があったので巡回途中にタバコを吸っていたようです。
いずれも、仕事中なので自ら堂々と「タバコを吸っている」という発言はしませんが、本人にそれとなく聞くとタバコを吸っている事は教えてくれます。
まあこの場合、どちらの現場も巡回中に喫煙を厳しく禁止されていたわけではないので、小休止として一服しても咎められる事はありませんでした。
巡回途中に小休止として自販機で水分補給する事は許可されていたので、そのタイミングでタバコを吸っても問題ない、というスタンスの様ですね。
しかし、巡回中は勤務時間中でもあるので、現場によっては例え誰も居ない夜中の巡回時であっても小休止はダメ、となっている所もあるかもしれないので注意が必要です。
そんな警備員の勤務中の喫煙ですが、そもそも警備員でさえ最近は喫煙者が減っているのではと思います。
そもそも喫煙者が減っている
警備員とタバコというのはある意味セットになっている様な印象を持っています。
施設警備の受付場などで、警備室内で警備員がタバコをふかし、警備室内は煙で真っ白・・という勝手なイメージがあります。
警備室内で競馬新聞を広げてタバコを吸う、というイメージは今ではほとんど見かけません。
むしろ、警備員で喫煙している人が少ない様な印象です。
今までの現場でも、15年前は警備隊でもまだ喫煙者が何人も居ましたが、現場が変わる度、年数が過ぎるにつれて警備員の喫煙者は減っていっています。
今では、同じ現場で喫煙者は1人しかいません。
しかも、最近は紙巻きタバコでなく電子タバコになり、その唯一の喫煙者という人も電子タバコ派です。
10人の警備隊内でタバコを吸う人は一人しかいないのです。
警備隊の平均年齢も60歳近いので、最近の若い人はタバコを吸わないから、というわけではなくバリバリの昭和世代の人たちばかりの警備隊にもかかわらず喫煙者が一人なのです。
他の警備会社や現場の喫煙者の状況は分かりませんが、自分の周りの警備員さんは、大多数の人が非喫煙者なのです。
昔は吸っていた、という人もたくさんいますが今では止めた様です。
まあ、後は近年タバコの値段も毎年の様に値上がり、ただでさえ稼ぎの少ない警備員なので、とてもタバコにまで回すお金が無いのかもしれませんね。
タバコは周りの人にも迷惑がかかる事もあり、一応健康にも良くないとされています。
お金もかかる趣向品なので、吸わないのであればそれに越した事はないですね。