警備の仕事の当たり外れというのは、業務が楽かキツイかというものが焦点になる事が多いですが、実はそれ以外にも勤務先のクライアントも無視できない様員なのです。警備員に対してリスペクトのある対応をしてくれるクライアントがあれば、警備員を奴隷かなにかと勘違いして顎で使う様な昭和感覚の抜けないクライアントも有るのです。警備を人として思わない様な扱いをする現場では、警備員の離職率も高かったりするのです。
優しいクライアントと厳しいクライアント
施設警備員の現場の当たり外れというものは、主に業務に関した事で当たり外れがあるという場合が多いですが、配属先の建物を管理しているオーナでもあるクライアントにも当たり外れがあるのです。
警備員から見てクライアントというのは、仕事を依頼していただいているお客様でもあるのですが、このお客様が警備員に対して優しい人も居れば非常に厳しい人も居るのです。
今までいろいろな現場で仕事をしてきましたが、仕事がキツかったり楽だったり様々でしたが、同じ様にクライアントも優しかったり厳しかったりと大きな差がありました。
この差は、現場で働く警備員の離職率に影響を与えるほど大きかったりするのです。
クライアントのせいで離職率が上がる
かつて警備員に対して厳しいクライアントの現場で働いていた時は、警備員を奴隷かの様に顎で使い、気に入らない事があるとこっそりと警備会社へ連絡して現場から外す、という行動を起こした人もいました。
業務として何もミスをしたわけでも無いのに、自分にゴマをする様な態度をしない警備員などに対して警備会社へクレームを入れていた様です。
まあ、私もその中の一人として目を付けられたようで、当時は肩身の狭い思いをしました。
そもそも、その責任者でもある人物は大した能力も無いのにただ偉そうにしているだけだったので、警備員以外でも多くの人が尊敬している様には見えませんでしたがね。
しかし、警備員からすると腐ってもクライアントでもあるので、ゴマをすらない者は非常に働きにくい職場になるのです。
そんな現場では、長く働きたくないという気持ちになるので、警備員の離職率も上がってしまいます。
そんなクライアント以外でも業務がキツイ、という離職率を上げる要因は数多くあるのですがね。
配属してみないと分からないガチャ要素
現場の当たり外れというものは、実際にその現場で働いてみないと分からない場合が多いです。
入社する前に下調べとして、利用者として施設を見学する事は出来るので、そこで働く警備員さんの業務の忙しさは何となく分かるかもしれませんが、クライアントが優しいだとか厳しい、というものまでは配属してから出ないと分かりません。
そういう意味では、クライアントの当たり外れというのは最後の最後で分かるガチャ要素を含んでいます。
しかも、それがハズレだったと分かってからでは手遅れです。
クライアントが警備員に対して優しい人たちばかりと分かればまだ良いですが、もし逆だった時は、即退職するか別の現場へ異動願いを出すしかないと言えます。
クライアントが警備員に対してどの様な扱いをするのかというのは、大きな差があります。
特に施設警備員は年単位で同じ職場で働く事になるので、出来れば普通に人として扱ってくれるクライアントの下で働きたいですよね。