警備員の仕事を嫌々している人は意外と存在し、しかもそんな気持ちは仕事に表れていたりします。そして嫌々仕事をする人は、高齢者の世代ではなく比較的若い世代の警備員だったりします。嫌々仕事をする理由は人それぞれだと思いますが、それを態度に表す様な行動をしたり、なぜ嫌な仕事をいつまでも続けているのでしょうか。
警備の仕事が嫌な人ってどんな人
警備員なのに警備の仕事が嫌だと思っている人は存在します。
まあ、これは自分の日々している仕事が嫌なんて言っている人は世間にいくらでもいますよね。
それと同じで警備員なのに自分の仕事が嫌な人も普通にいるのです。
今まで一緒に働いて来た警備員さんでも、心の底から警備員の仕事が好きでやっている人の方が少なかったと思います。
誰もが何かしらの理由で警備員の仕事しかない、という気持ちで警備の仕事をしてきていたのだと思います。
それを周りに口に出して公表していないだけでみんな頑張っているのだと思います。
しかし、中には警備員の仕事が嫌だと周りから分かる様な態度、また自分からそう公言している人も居るのです。
一緒に働いていて「警備の仕事が嫌」だという雰囲気をあからさまに出して仕事をしている人も居ました。
そんな人は長く続く事も無く、暫くしたら退職してしまいましたがね。
そんな仕事が嫌だという人はどんな人なのかというと、これが意外と傾向があり
実は、年配の警備員さんよりも比較的年齢の若い世代の警備員さんの方が嫌々仕事をしていたりするのです。
近いうちに別の仕事が見つかるまでの繋ぎとして、または希望する就職先に落ちてしまったので、取りあえず働く為に警備の仕事を・・。
という人が高齢の人よりも多いです。
高齢の人は前の会社を退職して、第二の人生の出発として警備の仕事を選ぶ人も多く、自分から警備員の道を選んでいる場合が多いです。
自分で選択しているので、嫌々仕事をする事も無く業務内容に納得していなかったとしても、嫌々仕事をする事はありません。
若い人は「まだ自分には選択できる職業がある」という希望を持っているのか
「仕方なく警備の仕事をしている」
という気持ちがあるのかもしれませんね。
嫌な仕事を続けるその理由とは
そんな気持ちで警備の仕事をしているので、自分の希望する職業の面接が決まればすぐに警備員の仕事から抜けてしまいます。
しかし、若い警備員さんで嫌々仕事をしていて、誰もが早々に警備員の仕事を抜けていくわけではありません。
今まで見てきた中では、嫌々仕事をしている警備員さんで半数近くは何年経っても別の職業に行ってしまう事なく、そのまま警備員として働いているのです。
「警備員なんて辞めてやる」なんて言ってそれを聞いた周りの人も
「アイツ、辞めてやると言って何年経っただろう・・」
ともっている人も多かったと思います。
辞めると言っている人に限って、いつまで経っても辞めないというのはどこでもある話ですね。
本当に辞めてしまう人は黙っていつのまにかスパッと辞めていくものです。
彼が辞められない理由は、警備員の仕事が意外と楽で抜けたくなくなったか、警備員以外の仕事に面接へ行っても採用されない、というどちらかになるのではないでしょうか。
警備員の仕事は世間の普通の仕事と比べると、誰でも覚えやすい仕事でラクです。
そして現場によっては大した事もしておらず居るだけでお金が貰えてしまう様な所もあります。
そんな仕事を知ってしまうと、辞めようとは思いませんよね。
また警備員から他の仕事の面接へ行ってもなかなか採用されない、という話も聞きます。
これは自分が経験していないので、本当にそうなのか分からないので「そういう事もある」程度にとどめておきます。
警備員の仕事は始めたら抜けられない
この様に、警備員の仕事は一度始めたらそのラクな仕事ぶりに、他の仕事へ行こうと思えなくなるようです。
確かに自分自身、警備員の仕事を始める前は
「他の仕事が見つかるまで取りあえず警備の仕事を始めよう・・」
とスタートしたのですが、気付いたら14年以上警備員の仕事をしていて、次の仕事を探す事を止めてしまっています。
施設警備員なら金額は低くても収入は安定しており、取りあえず生活していくには何とかなり、資格を取れば手当ても付くので
「別にこのままでもいいか・・」
と今日まで来てしまいました。
当時の年齢的にも今さら大きな企業に入る事は出来ないので、別の職業へ行ったとしても、警備員と似た様な金額で仕事は警備員以上にキツイ・・
となるとこのまま警備員の仕事を続けても変わらない、という結論に至ったのです。
恐らく年齢の若い警備員さんも、給料と仕事のキツさを比べると、似た様な収入でこれだけ仕事がラクなら無理に転職する必要も無いか、と思う様になるでしょう。
しかし、警備員の仕事には誇りが持てない為に「嫌々仕事をする」という警備員になってしまうのだと思います。
他の仕事を諦めて、警備員の仕事を続けていこうと思うのなら、せめて警備員の仕事の愚痴を言わずに働いてい欲しいものです。