ウチの現場で、一番新人に当たる隊員さんの事で感心する事がありました。ある業務をする事に遭遇した際、まだ経験した事のない業務であったのですが、自分で考え、応用を利かせて一人で問題なく対応しました。これは警備員としてとても優秀な事です。
手助けしようとした時には既に終わっていた
先日、休憩している時にふと出入管理をしている隊員さんが何か対応しているのに気が付きました。
「まあ、分からなかったら聞いてくるだろう・・」
という思いで、特に見に行かずそのままにしていました。
その隊員さんはウチの現場で一番最近配属された方で、もしかしたらまだ対応した事のない業務かもしれない、オロオロしていたらどうしよう・・
という思いが強くなり、手助けしようと休憩室から出て見に行きました。
「〇〇さん、どうかしましたか」
という問いかけに対し、〇〇の対応をした・・と答え
「なんとか対応終了しました。あ、勝手にやってすみません」
それを聞いて思わずびっくりしました。
確かに多少の知識はあった業務でしたが、人に聞かずにやった事も無い様な業務を一人でやってのけたのです。
「いや、完璧です。すばらしい」
とにかく誰にも聞かずにここまでできた事にとても関心しました。
本来なら、初めて対応する事なので相勤者の隊員にどう対応したらよいか聞いてくるものです。
それが、誰に聞くでもなく自分一人で対応出来る人は警備員の中にはなかなかいません。
教えられていない事は出来ないのが当たり前
警備員に限った事では無いですが、新人の人がやった事も無い様な業務に遭遇した時、大抵は他の人にどのように対応したらよいか聞くものです。
やり方が分からないので当然ですよね。
しかし、中には自分で考えて応用を利かせ、一人で対応できる人もいるのです。
もちろん、その行動が頓珍漢な事ではいけません。
他の人が見た時に、ちゃんと出来ているのが前提ですが。
今回この隊員さんが一人で対応した行動は、全く問題なしの出来でした。
初めて行う業務なので、多少間違っていても仕方がありません。
しかし彼は初めて行う業務で、しかも一人で対応し、問題の無い出来だったのでとても驚いて感心したのです。
出来る警備員はここが違う
彼が新人としてこの現場に来た時に、一連の業務を先輩警備員たちが指導していましたが、みな口を揃えて
「〇〇さんは覚えるのが早い・・」
と褒めていました。
私も研修中観察していましたが、彼は出来る警備員さんだ・・と思っていました。
仕事を覚えるのが早い、という事はさらに新しい事を教えてもらえる機会も多く知識もどんどん増えていきます。
結果、例えば彼より前に配属された覚えの悪い隊員さんがいたとしたら、追いつかれて追い抜かれどんどん差が開いて行ってしまうのです。
教える側の隊員さんも、教えただけ吸収してくれるので教えがいがあるものです。
まあ、唯一気になる点と言えば、少し大人し目で自分から積極的にコミニュケーションを取ろうとしない所ですかね。
しかし、その点を差し引いても仕事の遂行能力は高いので問題ありません。
コミニュケーションは時間が経てば慣れて行くものです。