警備員はカップラーメンを食べてはいけません。何故食べてはいけないかというと、食事の時間でも緊急時には現場へ駆り出されるからです。食べている途中で駆り出され、戻った時には伸び切ったカップ麺になっているからです。しかし、今の現場ではそれが許される「警備員だがカップ麺が食べられる」勤務になったのです。
警備員とカップラーメン
警備員は基本、カップラーメンを食べるのは止めた方が良いです。
警備員として待機時間中、食事時などゆっくりしているようでゆっくりしていません。
休み時間の時に食事をしていても、現場で緊急事案が発生すると稼働している警備員だけでは人数が足りず、必ず待機中の警備員も呼ばれます。
緊急時は全ての警備員が協力して事案に対応する、という規則になっている所が大半なので
「いや、私は今待機中なので現場に入りません」
なんていう我儘は通用しません。
万が一、警備員の人数が足りないという理由で、事案に巻き込まれたお客様が命にかかわるような状況になった時、現場へ出る事を断った警備員は相当な遺恨を残す事になるでしょう。
しかも、もともと協力するよう言われているのに拒否していたら尚更です。
ただでさえ人手がいるような緊急時に協力しなかったとして、逆に自分がもし勤務中にそんな態度を取られたらさぞ腹が立つ事でしょう。
その為、食事をしていても何かあって呼ばれた時はそのまま箸を置いて現場へ向かうのです。
そんな時にもし、ラーメンなどの麺類を食べている最中だった場合、いつ戻って来られるか分からない状態になるので恐らく麺は伸び切ってしまう事でしょう。
何事も発生しなければ最後まで食べきる事は出来ますが、そんなリスクがあるのなら初めから麺類を食べる選択は避けた方が無難です。
ラーメンが食べられるのは現場にもよる
過去に勤務した現場ではまさに麺類は食べない方が良い施設でした。
毎日、何かしらの事案が発生し当然人手が足りないので待機中の警備員も駆り出される。
そんな現場だったので、私は殆どカップ麺のたぐいのものは食べない様にしていました。
しかし、中には強者の警備員もおりそんな現場でも平気で食事にカップ麺を選択する警備員も居たのです。
副隊長が毎回カップ麺とおにぎりを買ってきて、食事中に食べていました。
案の定、ちょうど副隊長が待機中にカップ麺を食べている時に事案が発生し、待機中のメンバーにも声がかかりました。
もちろん、食べかけのカップ麺はそのままにされ、事案が落ち着いて席に戻った時にはカップの上ギリギリまで麵がせりあがっていたのを目撃しました。
あの光景を見た時に「カップ麺はチョイスするまい」と強く思ったものです。
しかし、施設警備の警備員が全員カップ麺を避けた方が良いという訳でもないのです。
中には、待機時間に事案が発生しても勤務中の警備員で十分対応が出来るほどの現場もあるのです。
勤務中の警備員の人数が、現場で発生する事案に十分対応できるほど平和な現場もあるのです。
似たような事案でも、警備員以外の従業員が協力してくれたり、そこまで大きな事案が発生しなかったりと現場によって様々です。
私も過去にそんな現場での勤務をしましたが、余裕でカップラーメンが食べられるほどでした。
同じ施設警備でもこうも違うのか、と思うほどです。
できれば、そんな現場で勤務したいでしょうが、そんな現場って中々無いんですよね。
仕事しながらモノを食べる
これは現場にもよるのですが、あまり大きな声で言えませんが仕事中でも食事が出来てしまう場合もあります。
施設警備でも真夜中の時間帯でしかできない事ですが、夜中の時間の勤務中は余程事案は発生しません。
現場にもよるので、全ての現場が同じような事が出来るとは限りません。
また、夜中の時間であっても規則の厳しい現場の場合は、強く禁止されているかもしれません。
夜中の時間にモニターなどを見る監視業務中に、モニターを見ながらカップ麺を食べる事も可能です。
この時間は余程事案も発生せず、事案発生イコール警察事案にもつながる事が多いので、毎日発生する様な事はありません。
昼間の時間の食事中に呼ばれる頻度と比べると、圧倒的に何も起きません。
警備会社でもOKとされている場合は少ないので、あまりお勧めは出来ませんが食事をする事は出来ます。
今の現場では、勤務しながら食事をする事が出来るので、この時間帯ならカップラーメンを麵が伸びる事無く食べきる事が出来るのです。
カップ麺自体があまり体にも良くないので、滅多に食べませんが月に一度程度、夜中に麵をすすっています。
身体にも業務上としてもあまりお勧めできる事ではありません。
しかし、施設警備員の中にはカップラーメンを食事に選択してはいけない現場が多いので、麵好きな人は注意が必要です。