平成28年7月時点で警視庁が発表している最新の警備業に関する資料によると、
平成27年12月末で警備業者は9,342社(前年比1.1%増)、警備員の人数は
53万8,347人(前年比0.2%増)となっています。一応、過去数年間で見ても業社も人数も増加傾向となっています。
医者の人数30万人以上、警察職員約30万人、自衛官約22万人以上、トラックドライバー約50万人以上、などと比較して警備員は約54万人です。道でよく見かけるトラックドライバーなんかと同じだけ警備員がいると聞いても自分としては「警備員ってあちこちで見かけるほどそんなにいたっけ?」という感じがします。
名も知らない警備会社がたくさんある
また9,300社以上ある警備業者に54万人が均等にいるわけではなく、大半は大手の警備会社に偏っているのが現状です。
ちなみに1,000人以上の警備員が所属している会社は50社もありません。
また100人以下で構成される警備業者は8,300社以上もあります。聞いたこともないような小さな警備会社、といったものが大半を占めているわけです。
警備業務(◯号警備)の内訳は、施設警備と交通・雑踏警備がほぼ同数で次に3号の貴重品運搬と続き、最後に4号の身辺警護となっているようです。
この構成は警備業者が複数兼ねて契約して仕事を受けている事もありますが、逆に交通誘導か若しくは施設警備しかやっていない、という専門の警備会社もあったりします。
複数の業務を受けている警備会社は基本的に大きい警備業者に見られますね。人数も多いのでやれることも多く、また大手なゆえに依頼も多い。
結果、大手な警備業者の依頼元はたいてい有名な企業が多くなっていると思います。
自分の気になった警備会社を探してみよう
ある程度の規模の警備業者になるとホームページなどを持っているところもあるので、気になる会社があったならそのサイトに行って、請け負っている警備業務や所属している警備員の人数、などを覗いてみるのも良いでしょう。
自分が警備業界に所属しているというのもあるかもしれませんが自分の会社のサイトはもちろん、よそのホームページを見るのも結構楽しいです。
同じような仕事をしているはずなのに、「あ、ここの警備会社の業務おもしろそう」「うちよりも制服がかっこいい、こんな服着たい」など。
隣の芝は青く見えるもの、ということなのかな。
まとめ
まあ、警備業者によって施設警備業務に強かったり交通・雑踏警備業務に強かったりと様々です。その中でも若干大手のほうが施設警備や機械警備といった1号警備業務を多く請け負っている用に感じます。