2020年の警備業界はどんな感じ

警備員の方もそうでない方も、今現在の警備業界はどのようになっているか興味のある方に現職の警備員が現場の空気も踏まえて簡単でありますがご紹介しましょう。最近では半年先の社会情勢さえも予想もつかない状況なので、警備業がこの先どうなるか分かりませんが・・。

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2020年は警備業界にとって重要なはずだった

国立競技場

2020年はオリンピック開催年の為、警備業界にとっては世界にアピールできる絶好の機会であった。

1964年の東京オリンピックの時も、警備員が活躍し社会的な認知度を上げ警備員という職業の宣伝になりました。

あの時の経験から今年もオリンピックの警戒業務をする事で、再び警備業界に光が当たると誰もが期待をしました。

 

しかし、新型コロナ感染症の世界的な流行拡大の為、2020年の開催は見送られ警備員が活躍する場は無くなりました。

一応2021年に開催予定になっているので、まだ活躍の場は何とか先送りになったようですが・・。

 

予定通り2020年に開催されていたら、非常に多くの警備員が動員され私もその現場に行っていたかもしれません。

ウチの警備会社の営業所がコロナ騒ぎ前に人を集めるような動きをしていたようなので、恐らくそうでしょう。

幸か不幸か延期にはなったので、現在配属されている現場で毎日出入管理をしています。

 

〇〇サミットや〇〇会議といった世界的な催し物の際にも警備員が大勢動員されていますが、オリンピックは次の機会はない・・というイベントなので一度は警備員として仕事をしてみたい・・というのもありますが。

 

来年無事に開催されるでしょうか・・。

最新の警備業界はこうだ

増加傾向のグラフ

警備業に関する2020年9月での最新のデータは、令和元年12月末の時点の発表のものです。

それによりますと

 

警備業者数は、9908業者(前年より194社増加)

警備員数は、570,727名(前年より16,210名増加)

 

警備業者数も警備員数もどちらも増加傾向です。

これは過去5年を見ても、年々増えています。

この数字だけ見ても警備業界は衰退しているようには見えません。

また、各分類のデータはまた機会があればご紹介します。

 

年連別だけ見ても若い世代の人数も意外と多く、個人的には驚きました。

自分の現場だけ見ると超高齢化が進んでいるので、他所の警備隊は若い世代で構成されているのか・・とうらやましく思いました。

 

警備業の各データは見ていて参考になる事も多く、個人的にもじっくり見ようと思います。

施設警備の現場の情報

のどかな風景

そして現在の施設警備の現場の状況ですが、この現場だけの情報はかなり偏った物になるので、あくまで参考程度にし鵜呑みされないようご注意ください。

今のこの現場は、10人以上の警備隊で構成されており、平均年齢は約57歳です。

年金を受給している警備員さんも半数近くおり、かなり高齢化の進んだ警備隊だと思います。

 

そんな現場は高齢な警備員でもこなせる様なかなり楽な現場です。

 

私は大型商業施設の警備員の経験が有るので、その現場から今の現場に来た時、とても同じ施設警備とは思えないほどの落差を感じました。

ビルも含めた施設警備員の需要は減ることは無く、都会ではビル関係の施設警備員の募集も目立つと思います。

 

しかし、おいしい現場程募集も少なく、常に募集している施設警備は入れ替わりの激しい商業施設が目立つと思います。

ですが、施設警備員の経験を積むには商業施設は絶好の場だと思うのである程度経験を積む時間のある希望者は、一度やってみる価値はあります。

 

今年は東京オリンピックの為、全国から警備員がかき集められるであろう予定が、まさかの延期となり残念と思った警備員さんと、安堵した警備員さんがそれぞれ大勢いた事でしょう。

(ちなみに私は安堵組です、遠いんですよ東京は・・)

オリンピックが延期されたからか、田舎の施設警備員は何事もなく去年と同じような毎日を送っています。

 

更に現在、新型コロナ感染症の為色々な業界の方が苦労されていますが警備業界も被害を受けていますが、幸い私の所の現場は仕事も減る事なく出勤しています。

中には警備の現場の仕事が減り、他所の現場へ応援という形で仕事を貰っている警備員さんもいます。

 

今年は警備業界だけでなく、世界的にもものすごい大きな変化がありました。

この先、どんな変化があるか分かりませんが目の前にある仕事を1日1日大切にしていきたいと思います。

 

「警備業って何」の一覧記事へ行く

 

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