警備員の募集を探す時、何に重点を置いていますか。交通警備員や施設警備員、または勤務日数が少ない、そして給料が高い。これらは景気によっても左右されています。その年の景気が良いか悪いかで、大抵の警備会社の給料は高いか低いかが変わっている場合が多いです。
求人を見れば景気が分かる
警備員の仕事を探す時、何に重点を置くかは人それぞれですね。
私は今の警備会社を選んだ時は、施設警備で現場環境でした。
お金は二の次だったのです。
警備員の職業に限った事ではないですが仕事を選ぶとき、普通は給料面を見る方が多いかと思いますが、中には私の様に職場環境を優先する人間もいるのです。
そんな求人ですが、人によって探し方は様々ですね。
警備員の求人を探す時、その募集内容や件数でその年の景気が何となくわかります。
例えばオリンピックの建設ラッシュの時は関東圏で警備員の需要が高まり過ぎて、日給がものすごい事になっていました。
地方の人間からすれば、地元で同じような仕事をしているのに関東圏の方が2倍近い給料をもらえるとか・・
それだとみんな東京へ行きますよね。
その流れが顕著になると今度はその地方で警備員不足になります。
そうなると不足になった分、地方でも警備員の給料が上がります。
ここ数年はこの動きで警備会社の募集があふれ、競うかの様に給料も上がっていました。
この様に世の中の経済の動きで警備員の給料はすぐに変動します。
これは働き手にとってはものすごくうれしい事ですよね。
引く手あまたで高い給料、さらに好待遇です。
しかしこの逆になるとものすごく募集の数は減ってしまいます。
さらに給料も低くなり、面接に行っても手ごたえなし・・。
これだけ給料の変動の有る業種も珍しいのではないでしょうか。
同じ職場なのに入社時期で給料が違う
給料の変動があり、給料が高い時期に入社した警備員さんが現場に配属されます。
この時、現場に居る先輩警備員さんたちはその配属された警備員さんとは給料の金額が違う時もあるのです。
いや、実際私の所の現場がその状態です。
警備員の高まる需要で今までは交通費を出していなかった警備会社が、ライバル社に負けない為にと交通費を支給しました。
それだけ聞くと良い話に聞こえますが、実は交通費を支給するのはそれ以降に入社した警備員さんだけなのです。
昔から居る警備員さんは交通費を支給する、という契約で入社していないので払わない・・と言ったかどうかは不明です。
しかし実際に昔の警備員さんと今の警備員さんでは同じ時間、同じ日数勤務してももらえる給料は違います。
これでよく暴動が起きないな、と感心しますがこの話はまた別の機会で・・。
この様に世の中の需要で給料が変動して、その恩恵に預かれる人と何も変わらない人がいる様な警備会社がある事を知っておくのも、警備会社を探す時には必要かもしれませんね。
施設警備員の新規物件は狙い目なのか
また施設警備員として勤務したいと思った時、景気で給料が左右されるなら上がるまで少し待とう・・と思わない方が良いです。
先ほども申した通り、すでにその現場では給料を決められて警備員さんが働いています。
景気が良いからと言ってそこの施設警備の給料を上げて募集しようとすれば、その現場の警備員さん全員の給料を上げる必要が出てきます。
さすがにそこまで出来るほど儲かってはいないので、せいぜいUPしても交通費止まりではないでしょうか。
若しくは、新規物件で施設警備員を募集している時は高めの給料になっている可能性があるので狙い目かもしれません。
ただし、新規物件はスタートが結構荒れるイメージがあるので苦労する可能性も大です。
周りで新規物件のスタートが順調だった現場を私は知りません。
まあ、スタートが苦労するという事は警備業に限った事ではありませんが。
警備業に興味がある、または転職を考えて求人を探す時はその年の景気をよくみて探す事をお勧めします。