自分には甘くて、後輩隊員にはすぐ怒る警備員

<ケース:短気>

K氏(40代)という隊員の場合

K隊員の後輩隊員(新人)に対する指導の仕方や接し方は私にとって反面教師でした。
どのようであったかというと、切れながら怒るというか、偉そうな態度な感じだとか、人を追い込んで叱る感じです(伝えにくい・・)。

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とにかく、人を教育する上で

「そんな叱り方じゃダメだろ・・」

と間違いなく言える接し方です。言葉遣いも「なんだぁ!んぁ?」といったガラの悪い感じが出ていて汚いです。

商業施設の現場なので業務がきつくて新人隊員が続かない。と、ここでは言われていましたが、半分くらいはK隊員の教育の仕方が悪くて続かなかったんだろうなと私は思います。

新人が少しでも要領が悪いと機嫌が悪くなって偉そうな口調で叱るので若い後輩はもちろんの事、彼よりも年上の年配の新人さんは我慢できないでしょうね。

(こんな嫌な先輩警備員ばかりじゃないですからね・・・)

 

そんな威張っているK隊員ですが、彼にも新人の時があったはずです。
ある日、昔からいるK隊員よりも古い隊員の方に聞いてみたところビックリする話が・・。

 

彼が入った当初は、覚えも悪く失敗ばかりで隊長にいつも怒鳴られていたそうで、
「辞めちまえ!」(当時の隊長もかなり厳しい方だったらしい)
と毎日のように言われていたそうです。

 

 

おいおい、それならもっと後輩にやさしくしてやれよ・・・

 

 

自分が過去にさんざん言われてきたのなら、その気持ちが分かるはずなのに今度は自分が先輩の立場になったら同じように怒鳴るのかい、と思いました。

なので、自分よりも古い隊員や役職のある隊長・副隊長に対しては偉そうなことは言いません、ペコペコしています。

なので、今の隊長もK隊員の新人に対する態度は分かっているので彼に対してはきつく当たっています。
(それが悪循環を生んでいるような気もしますが・・)

 

また、新人や他の隊員たちの失敗にはブツブツ文句を言っているのにいざ自分がミスをした時などは、軽く笑ってごまかしていました。

人に対してはすごく厳しいくせに、自分にはなんでそんなに甘いんだ・・・と憤りさえ感じました。

彼が怒られていた頃はどうだったかは分かりませんが、今どきそんな怒り方の指導を続けていたら、新人なんかすぐに辞めていってしまうと思います。

入った新人がすぐ辞めてしまうという事は、人員不足を解消できないわけであって自分たちが休みの無い何連続もの勤務をしなければいけない状態になるのに気付かないのでしょうか。

新人隊員が時間をかけて覚えていくのを根気よく見守ってやるのが出来る先輩警備員だと私は思います。

 

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