24時間営業以外のお店では閉店業務があります。閉店の10分か15分前くらいに館内放送でお客様のお帰りを促す音楽を流してお知らせしていますね。
警備員は大体、閉店の30分くらい前から閉店業務の準備に取り掛かっています。
閉店業務は仲間の隊員と協力して行う
警備員の閉店業務の仕事内容は主に
・全てのお客様の退店の確認
・お客様用出入り口の施錠
・各設備(エスカレーター、エレベーター)の停止
になると思います。これらを閉店30分前から準備して閉店時間になったら上記の内容の業務を行う流れになります。
出入り口の数が多かったり、エスカレーターの数が多い、又は店舗が広い。などの理由で閉店業務を4・5人で行う場合は閉店作業のエリアを分担されると思います。
1人でもやれないことはないのですが、そもそも閉店業務というのは閉店時間になったら1分でも早くお店の出入り口を閉めなければなりません。
店内の各テナントはレジを閉めてしまっているでしょうし、もしかしたらお店の従業員は既に帰ってしまっているかもしれないからです。
そんな状態の店舗にお客様が入ってきてしまっては、お客様も従業員も困りますよね。
なので、大きめな店舗であれば適正な人数を手配して、閉店時間になったら少しでも早く閉店業務を終わらせます。
閉店に備えて前もって準備する
小さな店舗ですと30分前だと早すぎるかもしれませんが、ここでは大型商業施設での閉店業務でお話させていただきます。
30分前に準備をするのは、閉店業務をする為の事前確認のようなものです。
閉店時間になった時に思わぬトラブルが発生し閉店業務の完了時間が遅くならないようにする為に、店内を軽く巡回したりします。
なかなか思った通りに閉店できないことも・・
閉店業務で時間通りに閉められない理由の一つに、まだレジ精算中のお客様がいる場合です。
テナント側としては商品を買っていただいてレジを受けている最中に閉店時間が来ても途中で辞めて帰らせるなんてことはするわけがありませんよね。
なのでその場合は、精算が済むまでお客様用の出入り口の扉を閉める事が出来ません。
余りにも時間がかかるようですと、従業員用の出入り口をご案内するという流れになり、お客様用の扉は閉めてしまいます。
ただし、この対応は現場ごとで違うのでこれが全てではありません。
扉を閉めることやエスカレーターなどを止めることは、全てお客様の退店状況による、ということになります。
なので閉店業務中は人の動きに注意することが一番重要になります。
まだ、お客様が残っているのに扉を締めては問題ですよね。
まあ、新人でない警備員でもまだ人が残っているのに入り口を締めてしまう、というそういった失敗はたまにあるようです。
出入り口は最後に閉める
お客様も退店されエスカレーターやエレベーターなどの停止も完了すると、いよいよ入り口の施錠になります。
自動ドアのセンサーをカットして扉を閉めます。そして扉のサムターンを施錠して閉店作業の終了です。
この一連の作業は時間に追われて行なっている為、冬場でも軽く汗をかくことがあるでしょう。
防災センターに戻ってから次の業務までに少し時間があるようでしたら、風邪をひかないように汗を拭いて小休止しましょう。