細密巡回時に客用トイレの中を確認するという事があります。
このトイレ確認ですが2つの現場でトイレの確認の重要度が全く違っていました。
トイレは死角も多いので確認は必要です
Aの現場では、残留者が倒れているかもしれないから個室まで必ず見るようにというもの。
もう一つのBの現場では、え?トイレも見るの?という感じ。
確かに残留者が中で倒れているかもしれないという事を考えると、細密巡回で見逃すと大変なことになりますよね。
また、不審者が閉店前にトイレの個室に入って真夜中にコッソリ出てきて・・となったら多分、そこの警備会社は即契約解除になってしまうのではないでしょうか。
そもそも細密巡回、と細密と謳っているのでトイレもちゃんと確認するのは当たり前だと思います。
それでもトイレの確認は必要です
そして、トイレも見るの?というBの現場の方ですがこちらに関しては夜中になっても誰かしら従業員が帰ることなく仕事をしているので残留者がいなくなるという事のない特殊な現場です。
なので、人がいるのにわざわざトイレまで見なくても・・
という思考になってしまったのだと思います。
それでも、やはり見てない場所で何が起こっているか分からないので人が残っていようともトイレは見るべきだと思います。
なので、今では残留者が朝までずっと残っている現場でもトイレの確認をするようにしました。
で、話題になったことが一つ。
トイレの個室の便器の中に、水に流されていない汚物が残っていた時どうしますか。
水を流すのは誰の仕事か
これは現場によって意見が様々でした。
・流さずにそのままにしておき朝に清掃スタッフにまかせる
・細密巡回時に見かけたらその場で流す
実際にあったお話ですが、細密巡回時に個室の便器内に残された汚物を発見したためその場で流した。
するとみるみる水が溜まって行き、とうとう便器から汚水ともども
ドバーッ!
夜中の出来事なので建物の中には数名の警備員しかいません。
案件として問題が発生してしまったと判断して、設備の担当に連絡しました。
小一時間して設備の人が到着して緊急対応に入った・・・。
結論はクライアント次第
この件があって以後、この現場では細密巡回時に見かけても触るな!という事になりました。
夜中にわざわざ問題を起こして担当を呼ぶよりも、朝になって設備担当者が出勤してからの方がいい、という結論に至ったのです。
しかし、各現場のクライアントによっては見かけたら流しておいて欲しい。
とお願いされるかもしれません。
もしそう言われてしまったら流すしかないですね。
しかし、夜中に先ほどのような対応が起こりうる事は一度お話ししておいてもよいかもしれません。