細密巡回は残留者と火元に注意しましょう

商業施設を例にとって話すと、
細密巡回とは、閉店後お客様や従業員など警備員以外誰もいない店舗内を
戸締まりや火気点検などのチェックをする仕事などを指します。

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細密巡回はここをみるべし

これも現場によって仕事の内容は変わってくると思いますが、どこでも大体戸締まりや火気点検がメインになると思います。

また、夜間に業社や従業員などが残って作業をする日もあるので必ずしも警備員以外誰もいない店舗内を巡回するわけでもありません。

・戸締まり

・火気点検

・残留者

などが細密巡回の重点になるでしょう。

 

戸締まりは現場ごとで見る場所がありますのでその都度確認して下さい。
まあ、主に店内から外へつながる扉は当然の事、後はその現場で見なければならない場所を教えてもらえると思います。

 

火気点検に関しては火を扱う設備(飲食店のガスの元栓や、電気ポットに至るまで様々)です。これも現場ごとで何を見るか違うと思います。火気点検の範疇に入れるとして室内の電気の消し忘れ等も対象になるでしょう。

 

点検チェック表

どこの現場の細密巡回でもあると思いますが、戸締まりや火気点検で不備のあった箇所はクライアントに報告する場合が多いと思うので、巡回時にチェック表のようなものを携帯していく場合があるでしょう。

その現場で決められたチェック表がありましたらそれを使用して下さい。

 

巡回ルートや巡回時間

細密巡回の見回り方ですが、他所の現場はどうか判りませんが私のとこの細密巡回は店内巡回と同じで、決められた順路で巡回していました。

恐らくこれは、防災センター側での巡回者の場所の把握がし易いという意味で順路が決まっていたと思います。

細密巡回に与えられた時間は◯時間と決まっていて、個人差はあると思いますが巡回に出発して戻ってくるまでに所要する時間はだいたい同じです。

そこで、巡回ルートが決まっていれば防災センター側で経過した時間から現在の場所がなんとなく把握できるからです。

後、強いて言えばルートを決めることで店舗内の見回り箇所の見落としをしないためでしょうか。

毎回担当警備員の好きなように回っていては見落としている店舗があっても気づけ無いかもしれませんからね。

 

防災センター側で場所の把握が必要な意味は

これは施設内などで異常があった場合、防災センター側が速やかに対応に入るためでもあるのです。

巡回者が今どこにいるのかが判れば指示も出しやすく、また呼び戻す必要があるかの判断もできます。

ただ、巡回時に定期的に区画単位での「異常なし」の無線を入れているので場所の把握は出来るといえば出来るのですが。

このように細密巡回は夜中に1人で気楽に回れそうで実は防災センターと情報のやり取りをしながら行なわければならない勤務です。

細密巡回に必要な装備品は、巡回キー、懐中電灯、警戒棒、腕時計、メモ帳になります。

 

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