イベント会場で警察官がウェアラブルカメラを付けて勤務しているが警備員もカメラを付ける時が来るのか

とある地方のイベント会場で、警察官がウェアラブルカメラを付けて業務をした、というニュースを見ました。現場でカメラを付けて勤務をすれば、離れた場所にいる指揮官が一度で多くの現場の状況を把握でき、的確な指示が出せるという者です。これは警察官だけでなく、警備業界でもあって困るものではありません。しかし、警備員が常にカメラを付けていたら「困る」という警備員の声も出てきそうです・・・。

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カメラを付けて仕事をするメリット

とある地方のイベント会場で、警察官がウェアラブルカメラを付けて勤務をしたというニュースを見ました。

都心部では既に導入している所もある様ですが、その地域では初?の試みだったのかもしれません。

 

海外では、警察官がボディカメラを付けて勤務しているのが知られていますが、日本ではまだ全国的には導入されていない様です。

国内でも年々物騒な犯罪が増えており、もしかしたらこの先、全ての警察官がボディカメラを装着して勤務する日もそう遠くはないのかもしれませんね。

 

そんなカメラですが、警備業界ではまだまだカメラを身に付けて勤務している会社は限られた現場で一部だけだと思います。

多くの警備員さんが勤務している現場ではまだまだ縁のないもの、という認識です。

 

もし、警備業界でもボディカメラを付けて勤務する様になったら、現場の警備員さんたちにとって朗報と言えるのでしょうか。

現場の人間は喜んでいない?

施設警備員として今まで勤務してきましたが、恐らく現場で働く警備員がボディカメラを付けて勤務する、というのはあまり歓迎されないと個人的には思います。

警備員は警察官よりも人口が多く、多くの現場で勤務しているので、何か事案が発生した時には貴重な記録として活用されると思います。

 

誤解や原因究明に役立つのだと思いますが、残念ながら現場で働く警備員さん全ての人が喜ばしい事とは思っていない、と思います。

警備員として、言い掛かりなどの誤解を解くのには良いアイテムだと思いますが、勤務中の動向を知られるというのは都合が悪いと思っている警備員も居ます。

 

今までいろいろな警備員さんを見てきましたが、全員が勤務中に無駄事をせず、真面目に働いているとも限りません。

ちょっとしたスキにスマホを見ていたり、巡回で寄り道をして休憩していたり、警察官ほど真面目に働いているわけではありません

 

もちろん、警備員の中にも警察官と同じ様に、日々真面目に仕事をしている人も大勢います。

しかし、警察官と警備員を比べたら、明らかに警備員の方が仕事に対して責任感と正義感は劣ってしまう人の割合が多いと思います。

 

そんな人がいる中で、ボディカメラなどを付けていたら、自分の仕事を監視されているという気持ちになり、警備員の仕事を辞めてしまう、もしくは警備員になろうという人が減る事にもなりかねません。

警備員の中には「ラクな仕事だから」という思いで働いている人も居るので、ボディカメラは人員の参入を妨げるアイテムにもなり得るという事です。

警備業界にこの波は来るのか

しかし昨今日本でも犯罪が増え、警備員に求められる事も多くなり、そこでボディカメラが導入されれば事件の解決に役立つだけでなく、そこで働く警備員も自分の身を守る事に役立ち安心できるというものです。

とくに人手不足が原因で、ボディカメラがその足りない人の業務を補う形にでもなれば、警備業界でも一気に広まる可能性を秘めていると思います。

 

現場で働く警備員が少なくても、カメラがある事で管制から現場の管理が出来、現場の警備員の人員が今までの半分で済むなんて事になれば、導入費が多少高くても長い目で見れば得をするかもしれません。

最近はカメラの技術も高く、小さなレンズでも十分な画質で画像を映し出す事も出来てきています。

 

この技術が逆に犯罪に使われてしまう事もあるかもしれませんが、警察官だけでなく警備業界でも浸透してくれば年々増える犯罪の抑止にもつながる様になるのかもしれませんね。

 

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