自分には関係の無い事なので詳しくは知りませんが、今現在大阪万博で働いている警備員さんがいます。彼らは大阪万博で警備業務をする為に、全国から集められた警備員さんだと思います。通常の現場で働いている警備員さんは、自分の常駐の現場があるので万博へ行くわけにはいきません。万博の為に新しく入社した警備員さんは、万博後はそのまま警備員を辞めてしまうのでしょうか。
万博専用の警備員として入社
今現在大阪万博が開催中です。
いろいろな問題はありましたが、何とか開催中の様です。
その大阪万博に多くの警備員さんが導入されています。
警備会社も数多く参入しており、総数で2,000人もの警備員を配置している様です。
人手不足な業界の為、参入した警備会社でも人を集めるのが大変なのは明らかで、いざ開催して警備員が足りないなんて事にならない様にする為なのか、どうやら時給2,500円で応募したとニュースで見ました。
日勤で時給2,500円となると、1日8時間働いて20,000円となります。
流石に有効求人倍率も7倍近くあった様でした。
1日働いて20,000円だと、施設警備が当直勤務で貰う金額です。
しかも、地方の当直勤務よりも良かったりします。
半年の期間とはいえ、これだけ稼げるのであれば、短期間の警備員のアルバイトとして働きたいという人も大勢いるのでしょうね。
万博後は警備員を辞めてしまうのか
大阪万博は半年で終了してしまうので、その後は働き口はありません。
半年で警備員の仕事を辞めてしまう人も居るのでしょうが非常にもったいない事です。
警備業は人手不足です。半年とはいえせっかく警備員になったのだから、そのまま半年後に辞められてしまうのは所属していた警備会社にとっても痛手です。
万博の為に入社したので、全員が半年後に配置する現場があるとは限りませんが、その半数でも残ってくれるのであれば、その警備会社だけでも人手不足の解消に大いに役立つ事でしょう。
問題は、万博辻は高給な仕事をしていたのに、半年後に残留しても同じ金額を貰えるとは限らないという事です。
多くの現場は安い賃金で働いている警備員さんばかりです。
半年後に賃金が下がってまでも働いてくれる人はそう居ないかもしれませんね。
それならば、いっその事今ある現場の給料を上げる手もあるのですが、これはそう簡単にできるものでは無いですよね・・。
警備業界は人手不足なのに
警備業界は全国的に人手不足です。
今は大阪万博で警備員が必要な為、大勢の人が警備業に参入してくれています。
しかも、警備員の仕事は給料が良い、なんて噂まで付くかもしれません。
まあ、現状の殆どの警備会社ではそうではないのですが・・。
しかし、そんな良いうわさが広まっているのであれば、万博以外の警備員の仕事にも影響が出てもおかしくありません。
一番良いのは、万博の為に警備員になった人がそのまま警備業に残留してくれる事ですが、万博仕様の給料で雇い続ける事は不可能でしょう。
いつか万博の時給と同じくらいの応募が、全国の警備会社でも出来る日が来るかもしれませんが、ここ数年程度は無理でしょう。
そういう意味では、今回「大阪万博では絶対に人数を確保する」という強い意志のもと大盤振る舞いをした事になるのでしょうね。