警備員が巡回している時に、女子トイレの巡回があります。男性警備員としてやや抵抗のある女子トイレ内の巡回ですが、ここの現場では残留者が普通にいる事もあり、使用中でもある女子トイレに入るのはものすごくためらう事が多々あるのです。
使用中の女子トイレに入る度胸
細密巡回をしていて毎回困る事に女子トイレの巡回があります。
先日も巡回中に、女子トイレに入ろうとしたのですが、明かりがついておりその時点で入る事が出来ませんでした。
後回しにして見回ることは出来たのですが、こういった事を毎回しているのです。
この現場では警備員が細密巡回をする時間帯でも、普通に従業員が残留しています。
〇〇時までに帰宅しなければいけない・・という事が無いので、警備員が巡回しても残留者がいる事でその部屋に入れず、全ての部屋を見回り切れない事もあるのです。
まあ、エリアによっては残留しない所もあるのですが、なかなか難しい所でもあります。
そんな細密巡回ですが、トイレに明かりがついている時に入るか入らないか迷う事もあるのです。
後回しにして巡回する
明かりがついている時は残留者が使用している可能性がある為、後回しにする事が多いです。
閉店後の細密巡回で、明らかに人がいない事が前提であれば、電気が付いていても声を掛けながら入る事が出来ますが、残留者がいる前提での照明が付いている時は使用中の可能性大です。
商業施設での営業時間中の女子トイレに、店内巡回で入る事が無いのと同じ感じです。
人がいる可能性のある時は、とりあえず後回しにして他のエリアを見回り、人の気が無くなった頃合いに巡回するのです。
ここの現場は共用エリアの照明が人感センサーである事が多く、人が通りかかると明かりがつきます。
トイレも同様、室内に入ると明かりがセンサーで付くので、トイレに入る前に
明かりがついている=人が中にいる
という事が分かるのです。
なので、細密巡回時でも残留者がいる状態での館内のトイレ巡回は、明かりがついているかどうかで入る前に知る事が出来、トイレ内でばったり・・という事を防ぐことが出来ます。
なので、明かりがついている時は「巡回は後回し」になるのです。
しかし、この人感センサーというのも意外と癖があるのです。
誰も居ないという人感センサーの罠
人が入る事で人感センサーが作動して明かりがつく、という仕組みですが、逆に人がいないと明かりは消えます。
この明かりが消える、という仕組みは
「一定時間中、赤外線センサーで動くものが有るか無いか」
で判断しています。
赤外線を発するものが動くと反応するセンサーで、動かなければ一定時間で照明が消える・・
この仕組みで言うと
「トイレの室内や個室でジッとしていると明かりが消える」
です。
男子トイレでも女子トイレでも室内で一定時間じっとしていると明かりが消えてしまうのです。
この状態で警備員が巡回で通りかかった時、明かりが消えていたら無人だと判断して室内に入ってしまいます。
最近は、トイレにスマホを持ち込む人もおり、個室内でスマホを見ている時に明かりが消えても気にしない人がいたりもします。
実際、女子トイレで明かりが消えているので巡回で室内に入ったら使用中であった・・という事もありました。
人感センサーで明かりがついてないからといって不用意に女子トイレに入ると大変な目に合う事もある・・というお話でした。