仮眠室で仮眠中に、まだ起きる時間になっていないのに起こされることがあります。施設警備員は数人でその1日を過ごすので、交代で仮眠を取ることが多いです。その交代が他の隊員であった時に、まだ寝ていても良い隊員までその物音なので目が覚めてしまう事があります。
仮眠室が一部屋しかない
以前の商業施設の仮眠室は6畳くらいの広さの部屋に2段ベッドがありました。そこでは3人の隊員が時間差で交代しながら仮眠をとっていました。
時間差で交代するので、本来ならまだ寝ていても良い隊員の眠りを妨げてしまう事もありました。
極力部屋の電気をつけないで着替えて次の人と交代するのですが、物音やベッドの動く気配で眠りの浅い人は目が覚めてしまいます。
私も眠りが浅い方でしたので、そっと部屋のドアノブを回すだけで気づいたものです。
中には全く気付かずに高いびきの隊員もいたので、そんな彼らを羨ましく思ったものです。
個人用の仮眠室でも迷惑な場合もある
今の現場は仮眠室用の部屋(休憩室と兼用)が複数用意されているので、交代の時に眠りを妨げてしまうようなことは少なくなりました。
別々の仮眠室なら問題ないだろうと、思っていましたが完全には無くなりませんでした。
人が歩けば物音がし、電気の灯りは漏れる。
部屋が別になった分、部屋の前の廊下にまでは気を使わないので、歩く時の靴の足音や廊下の電気、または扉の閉まる音が仮眠室にまで漏れてきます。
部屋が別になっているので、こちらでなんとか対策を取ろうと思えばできるんですがね。
やはり気を遣うのが一番
こちらがいくら対策しても、やはり気を使っていない人が通行するのには勝てません。
革靴で床をカツカツ歩いたり、扉を乱暴に締めたりされたら眠りの浅い人でなくても目が覚めてしまいます。
そういう人に限って自分が寝ている時はちょっとやそっとでは起きない人です。
あまりにひどい人にはそれとなく注意して、少しでも気を使ってもらえるようにお願いしています。
中には初めから気を使ってうるさくないように行動してくれている人もいます。
そういう人は大抵、若い隊員ではなく年配の隊員の人ですね。
まあ、年配の隊員全員ではありませんが・・。
警備員は仮眠時間がありますが、仮眠というだけあってとても短い時間しかありません。
3,4時間の睡眠で1日の疲れが摂れる・・、というわけにはいきません。
なので、貴重な仮眠時間をお互いに無駄なく利用するために相手の事を思った行動を取るように心がけたいですね。