警備員はある意味魅せる警備として、仕事以外でも見た目で相手に影響を与える必要があります。日ごろからだらしの無い格好で勤務していると、その姿はクライアントの顔として企業のイメージを悪くしている事にも繋がるのです。自分が今どんな格好をしているのか、という事を常に意識しない警備員さんは多いのではないでしょうか。
警備員は魅せるのも仕事
警備員は体を張って仕事をする以前に、見た目でも仕事をしています。
警察官とは異なった制服を身に付けていますが、何となく似たその姿は一般の人から見たら、威厳ある姿に見えるはずです。
そんな制服を身に付けて仕事をする時、その制服を着ているという事だけで相手に犯罪を抑止させる効果もあったりするのです。
まあ、何も悪い事をしていないのに警察官を見ると、何となく身構えてしまうのと同じかもしれませんね。
そういう意味では警備員が制服をきれいに着こなしているのと、だらしの無い着こなしをしているのとでは、相手に与える印象もかなり変わると思います。
綺麗に制服を着ていれば、見た目からしてスキの無い様な印象を与えますが、ネクタイがゆるゆる担っていたり、ズボンもずり落ちている様なだらしの無い格好では、何か悪さをしても気づかないだろうと思われてしまうかもしれません。
だらしの無い格好に気づいていない
今の現場でも、制服をきれいに着こなせていない警備員はいます。
これはその人の元の性格によるところが大きいと思います。
今までいろいろな現場で、制服の着こなしがだらしの無い人を見てきましたが、その殆どの人が自分の身の回りの管理が出来ていない人が多かったと思います。
仕事で出した備品を片付けずに出しっぱなしで、他の隊員さんに注意を受けたり、服装以外の身だしなみでもある髭や髪の毛がボサボサだったりと、見た目という部分に管理が行き届いていません。
その為、周りの人から注意を受ける機会も多く、その注意を受けるという事がどういう事かというと
「自分がおかしいという事に気が付いていないのです」
常にだらしの無い格好をしている、という事に気が付いていないので周りが何も言わなければずっとそのままという事です。
周りの優しい隊員さんたちが声を掛ければその場は正す事はできますが、根本的な解決には至りません。
自分が着ている制服が今どの様になっているのか、という事をいつも意識しない限りいつまで経ってもだらしの無いままです。
これを解決する方法の一つに、警備室内に鏡を置いて、勤務に入る度に確認するという決まりを作れば自分で身なりを正す事は出来ると思います。
常に制服の着こなしを意識する
人に言われて毎回直していても、それ以降も人に言われずに自分で身なりを整える事は出来ません。
実際に以前の現場で、制帽を正しく被れない警備員がいましたが、誰かが毎回注意しても、自発的に正しく被る事は出来ませんでした。
他の隊員さんに言われるたびに、正しく被り直していましたが、また次の日になると正しく被れていません。
当時は警備室に鏡を置いていなかったので、もし鏡を置いていたらまた違った結果になっていたかもしれませんね。
この様に、誰かに言われている内は本人も「被り方を正そう」とその気になっていないので、何も変わりありませんでした。
これを自分から正しい被り方をしようと意識させるには、なかなか難しい事だと思います。
一番手っ取り早いのはやはり「鏡を見て正す」という規則を作ってしまう事なのかもしれません。
他の警備員さんが常に見て注意する、という事は他の人にも迷惑な事なので、自分から正しい着こなしをしてもらうのが最善だと思います。
身だしなみ、というものをもう少し意識してくれれば有難いのですがね。