誰も居ない中での細密巡回

ここの現場は細密巡回時の時は少なからず残留者がいます。その為に建物内の残留のある部屋などは明かりがついており、無人エリアの巡回という訳ではありませんでした。しかし最近は残留する方も減ってきており、人感センサーの明かりはつくものの、残留者の無い商業施設の様な巡回になってきています。

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細密巡回は残留者がいないのが基本

ここの現場では細密巡回時には残留者がいる事が多いです。

多いというよりは、どこかしらの部屋にいつも人が残っている・・といった方が分かりやすいでしょうか。

商業施設の現場の細密巡回ではお客様はモチロンの事、従業員もみな帰って誰も居ない真っ暗な館内を警備員1人で巡回する・・というのが普通だと思います。

私は商業施設の現場が初めての警備員の仕事だったので、それが当たり前だと思っていました。

しかしこの現場へ来て、残留者がいる状態での細密巡回もあるのだと知りました。

今ではその事を疑問に思う事も無く当たり前の様に細密巡回をしています。

むしろ誰も居ない方が何かあるのではないか・・と思う程です。

廊下は人感センサーで常に明るい建物内・・

残留者がいるエリアでは火気点検や戸締りが出来ない・・

よほど警備員の細密巡回とは思えない巡回ですが、ここではこれが日常なのです。

しかしその日常が先日の細密巡回では違ったのです。

いつもは誰かしらが残留しているはずのエリアに誰も居なかったんです。

これほど不気味に思った事はありませんでした。

普段誰かしら残っているはずの部屋に誰も居ないと逆に注意深くなったのには不思議な感覚でした。

理由はただ一つ・・

在宅勤務と交代制の出勤の為でした。

在宅勤務などで残留者が減る

今この現場でも緊急事態宣言により、人と人との接触を極力避ける為に出勤を交代制にしています。

夜の時間も極力残業をさせないようにしているらしく、従業員も完全ではないしても前よりは残留しなくなりました。

おかげで警備員が夜間、巡回に出る頃には残留者がぐっと減ったんです

いつもは警備員が巡回に行った時でも明かりがずっとついていた部屋は先日は真っ暗でした。

日中の部屋の様子までは分かりませんが、恐らく在宅勤務に切り替わったか交代制の出勤になり、夜遅くまで残業しなくなったかだと思われます。

警備員が巡回に行った時に残留者がいなくなると、火気点検や戸締りなどを確認しなければならなくなります。

誰も居なくなればなるほど警備員の仕事が増える・・という事になりそうですが意外とそうでもありませんでした。

人の居ない中での細密巡回は捗る

警備員の巡回の目的は施設内の戸締りや火気点検などです。

従業員が忘れてしまった項目を警備員が巡回して処理していくわけです。

ここの現場では残留者がいる場合が多いので、火気点検や戸締りが出来ない事が多いのですが最近になって残留者が減ってきました。

そうなると今まで手を付けられなかった火気点検などの確認を警備員がする・・という本来すべき仕事をする事になるのですが、意外と仕事量は増えなかったのです。

ある意味この現場の従業員の方の自慢話ですかね。

ここの従業員の方々、正確には残留していた方々はちゃんと火気処理や戸締りをしていただいているのです。

なので、警備員が巡回へ行っても異常なしで終われました。

これほど警備員にとってありがたい事はありません。

エリアによっては

「火気処理や戸締りは警備員がするもの・・」

と勘違いしているのでは?と何回指摘しても直らない部屋もありますし、それを考えたらちゃんと処理してくれるエリアはマナーが良いな、と感心します。

こういった協力してくれる従業員の方がいる現場は、警備員にとって仕事のやりやすい施設です。

誰も居ない建物の巡回ですが、人のありがたみを感じますね・・。

 

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