忘れ物の傘を警備員が持ち帰る

拾得物の対応をする現場のお話です。以前いた商業施設の現場では、警備に拾得物対応の業務を任されていました。そこでは膨大な量の遺失物を管理し、保管期限の過ぎた物品は廃棄する事になっています。そんな中、ビニール傘に目を付け廃棄させずに利用したお話です。

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大きな施設ほど忘れ物の傘は多い

大きな商業施設では、毎日多くの落し物が届けられています。

警備員として勤務していた時、そこの現場では警備に拾得物対応を任されていたので、保管倉庫や警察への届などの業務を日々行っていました。

 

商業施設での落し物は主に、買い物に来たお客様がそこで購入した物をどこかへ置いて、そのまま忘れて帰ってしまったものが多いです。

通常は、ハンカチやタオルなど元々所持していた物を落としてしまうパターンのようですが、わざわざ買い物に来たのに忘れて帰ってしまう様です。

 

そして、その落とした多くの人は「どうせ誰かに拾われてしまっただろう」

と案内所に問い合わせもせずに帰ってしまうみたいです。

落し物が多く届けられている、という事はそれだけ善人な誰かが拾って案内所に届けてくれているという事です。

 

良く外国人が、日本では財布を落としても必ず戻ってくる、という動画を上げているのを見ますが、まあ、必ずという程ではないと思いますが、高確率で持ち主の手に戻るのは事実だと思います。

なので、いくら安い商品であっても、どこかで落としたとしても一応案内所に問い合わせてみるのをお勧めします。

 

もちろん、そこで勤務している警備員は落し物を見つけた場合は必ず案内所へ届けていますので、落としたりどこかへ置き忘れても届けられている可能性は大きいです。

ビニール傘の拾得保管期間は

そんな拾得物ですが、現場によっては大きな保管庫があったりします。

施設の規模が大きくなればなるほど、拾得に上がる物件数も多くなり、それを保管する場所も必然と大きくなります。

 

私が勤務していた現場は、使われていない避難階段や使われていない倉庫などが保管場所になっていました。

もともと大きな商業施設なので、そのような空いている場所もあったのだと思います。

 

そんな広い拾得物の倉庫へ保管品を持って行ったとき、ふと傘に目が行きました。

そこでは年単位で保管していた物をまとめて廃棄していたようで、かなり保管期間を過ぎたモノや、長期間保管していたのでものすごい本数の傘がありました。

 

ちなみに傘の保管期間は、今では2週間です。

色々と細かい条件がありますが、拾得物として登録して2週間経てば廃棄しても良い、という事になっています。

 

しかし、倉庫に保管している傘の多くは年単位で保管されているモノもあります。

とうに廃棄しても問題ないモノばかりです。

 

その傘の多くはビニール傘が殆どですが、何本かは「新品同様」のモノもあり、捨てるにはもったいない程度のモノが結構ありました。

どうせ捨てるなら、何本か貰って良いですか。

と、隊長に話したら許可が出たので、待機時間中にキレイな程度の良いものを集めました。

廃棄用の傘を売りさばいて小遣い稼ぎ

もともと、廃棄用になりそうなタイミングで、副隊長が従業員出入り口にテナントの人用にと「貸し傘」として提供していたようですが、それを抜きにしてもかなりの本数のきれいな傘が残っていました。

 

何日かにわたり、本数までは覚えていませんが何十本というビニール傘を確保し、準備完了です。

他の隊員さんや自分用にと何本か配り、後はフリマに参加し売りに行ったのです。

 

2万円は行かなかったような気がしますが、これはおいしいと思いました。

1本100円均一で売ってその金額です。

お客さんに囲まれて即完売した記憶があります。

 

コンビニで購入すると、500円くらいですかね。

それがほぼ未使用に近い状態で100円ですから、さぞお買い得だったのでしょうか。

 

売れたお金を持って、スイーツを販売しているテナントへ行き、防災センターの人たちに振舞いました。

これなら何度か繰り返せば、楽な商売になると思うかもしれませんが、そうはいきません。

 

その傘は、数年分ため込んだ廃棄用の傘なので、もう次の傘はありません。

また同じような事をしようとしたら、数年は待たないといけません。

これは数年分のキレイな傘を売った金額なのです。

 

まあ、また数年待てば出来たかもしれませんが、その前に警備会社を移籍してしまったので、もうできません。

もしくは誰かがおいしい思いをしている私を見て、数年後に同じ事をしているのかもしれません。

 

そして拾得物は傘だけにあらず、様々な商品がありましたが、その話はまた別の機会にでも。

 

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