警備員は新人が現場に配属された時にいきなり一人で仕事はやれません。その現場の施設の構造を把握したり、これからそこでどんな業務をするのかと覚えることがたくさんあります。先日ここの現場に1か月の短期間ですが臨時で人を送れると営業所側が言ってきましたが、断りました。
どこの現場でもそうですが、楽と云われているこの現場でさえ、一通りの仕事を覚えるのに1か月では無理です。更にいなくなるのが判っているのに教えなければならない隊員がかわいそうですし、それに掛ける時間がもったいないです。
いずれこの現場に配属されるのであるなら、時間を惜しんでも指導もできるでしょうがね・・。
どうやら今いるこの現場の応援者がよそで使いたいようで、その入れ替わりとして提案してきたようです。
その為にこの現場の隊員たちの勤務スケジュールをかき乱されるのは御免です。
その真意が見えたからこそ、断るしかありませんでした。
人が足りなくて応援者を入れており、その隊員を外したいならちゃんと広告を入れて人材を募集して人を入れてくれればよいのに、それもしないで強引な組み換えはやめて欲しいです。
警備業の配属先での研修期間は大体1か月くらいはかかります。
個人差や現場の規模にもよりますが、大体そんなものです。
ウチの現場では6割くらいの出来で研修を終了させてとりあえず独り立ちさせて、後は同じ勤務に入ったメンバーがフォローしながら残りの4割を覚えさせています。
その仕組みはこの現場だからこそできるやり方で、覚えるのが多い商業施設などではちょっと無理かもしれません。
仕事を覚えきれていないで一人でやらされると、とても不安になりますからね。
ウチくらいまったりしている現場ならゆっくり覚えていけるので、完璧に仕事を覚えなくても何とかなります。
そんな現場でも覚えた頃にさようならするのが判っているなら指導する隊員側に頑張って教えようという気持ちはあまり湧いてこないでしょう。
なので今回の応援者の話は無しにしてもらいました。
まだしばらくこの現場には、正式な配属予定の隊員は来そうにありません・・。