警備室や休憩室は何人もの隊員たちが毎日入れ替わりで使用する共同の部屋です。自分が使用していない時、ましてや仕事を終えて帰る時などは食べかけの食品や、勤務時に出していた自分の手荷物などは片付けるのが当たりまえです。
この当たり前が出来ない隊員がウチには何名かおり困っています。
大体いつも同じ隊員
今朝も帰ったはずの隊員の私物がいくつか残っていました。
昨日当務であったメンバーのうち2人も問題児がいましたので、残った私物もその二人ものが何点か残っていました。
内一人は私が気が付く範囲で出しっ放しで帰ろうとした所を
ちゃんと片付けて帰れ、捨てるぞ・・・!
と言って片付けさせたのですが、後で休憩室の机の上をみたら食べかけの食品が複数品まだ残っており、いろいろな場所で出しっ放しだったというありさまでした。
彼が次に勤務に出てくるのは来月までありません。これこのままでどうせよというのか・・。
毎回こんな調子なんです。
たまに忘れてしまうなら注意もしませんが勤務に就く度、装備品や私物などをあっちへポイこっちへポイ・・となるとさすがに皆もイライラしてきて何人もの隊員が彼を注意してきました。
中にはもうあきらめて何も言わなくなった隊員もいますが、こういった人間は注意されないのは自分に不備がない・・と理解しそうな気がするので不手際があった時は毎回諦めずに注意する様にしています。
で、もう一人の問題児がやっかいで注意してよいものかどうか悩む時があり、指摘したりしなかったりと悩ましい存在です。
なかなか注意しづらい
悩ましい問題、それは
本人が認知症を発症しかけているのではないかと思って注意できない事、です。
物忘れが激しいですとか、だらしない場合なら何度でも注意できますが、認知症を発症しかけているような人間ですとなかなか正面切って叱るのは可哀そうですよね。
人間歳をとって老化が進むと脳の機能も衰え、本人もまたそれに逆らうことができません。
そういった状態にある人間を認知症の為に出来なかった事象をとがめることがどうしても出来ないのです。
明日は我が身かもしれませんしね・・。
彼の日頃の行動を見ていると、だらしない面も確かにありますがもしかして・・という行動も見受けられて中々前者の隊員のように叱りにくいです。
ここには65歳を過ぎた隊員が5人以上もおり、なかなか出しっ放しに関する問題を正面から叱ることが難しいです。
若い隊員ならいままで何度も注意してきましたが、年配隊員に対する注意は若い隊員に比べて50%減くらいになってしまいます。
注意した時にしょぼんとされると、ああ本人もショック受けてるな・・と感じる時もあり非常に気分が萎えます。
しかし同じくらいの年配者でも出しっ放しもなくしっかりした隊員もちゃんといます。
もし問題児たちが、ただのだらしないという性格であるならばちゃんとした隊員の行動を見習って欲しいものです。