警備員として勤務する時、当直勤務で11回の出勤と日勤で22回の出勤ではどちらを希望しますか。どちらも同じ給料だとした時、毎日帰宅できゆっくりお風呂に入り、睡眠時間もあるとなると日勤の方が見量的にも見えます。しかし、当務は翌日丸1日お休みになるので、自由な時間は多い。これはその人の生活の仕方でどちらが良いか分かれるところですね。
当直勤務と日勤の違い
施設警備には、当直勤務や日勤といった働き方があります。
これは朝出勤してその日に帰る事の出来る仕事と、朝出勤して帰るのは翌日の朝という働き方になっています。
現場によっては当直勤務の無い所もありますが、当直勤務というのは別に珍しい働き方という訳でもありません。
身近な所では警察官や看護師さんなどが、同じ様な24時間拘束される働き方をしていると思います。
また、過酷な環境な職場では24時間だけでなく、引き続き仕事を入れられる所もある事でしょう。
警備業界でも稀に連続の当直勤務を強いる所もありますが、経験上、最近では周りでは見かけなくなってきています。
流石に働き方改革のおかげで、そういったブラックな働き方はやり難くなっている様ですね。
そんな日勤や当直勤務ですが、もし現場で働く時このどちらかを選ぶ事が出来るのであれば、どちらの勤務で働きたいですか。
同じ給料だとしたらどちらを選ぶか
日勤と当直勤務では給料体系が違ったりします。
日勤では深夜手当ては付きませんが、当務では手当が付く場合が多いです。
しかし、当務の給料を日勤の丁度倍の給料を貰うとした時、そう当務の11日分と日勤の22日分の給料が同じだとしたら、どちらの働き方を選びますか。
給料が同じでも1か月で働く日数は倍違います。
日勤は毎回帰宅出来、毎日十分な睡眠時間は確保できます。
しかし当務は翌朝にしか帰宅できず、勤務日は寝不足な状態となるでしょう。
そして日勤では24時間の内、勤務時間内の仕事のみとなりますが、当務の場合は24時間働いているので、施設内の業務を一通り覚える必要があるかもしれません。
実際今まで勤務して来た現場では、当直勤務者は朝から翌朝までの全ての業務を把握したうえで仕事をしていました。
そもそも24時間勤務が出来るという事は、どこのポストの仕事も出来る、という事にもなるので、その時点であらゆるポストの仕事に入った事があると思われます。
この様な時に、日勤と当務どちらの勤務で働きたいかと言われた時、どちらを選びますか。
聞いた人によって選んだ理由など、色々な意見が出ると思いますが、個人的には当務の方を選択します。
月の半分以上がお休みな仕事
今まで施設警備員として一番長い勤務体系は当直勤務です。
そして、日勤か当務かと聞かれたら選ぶのは当務です。
これは1か月に職場へ出勤するのが11回です。
例え拘束時間が長くても、自宅から職場へ通勤する回数が少ない方が良い、というのとやはり勤務明けの翌日が丸々お休みになるという点です。
まあ1か月の内、11日の出勤になるので、厳密には日によっては勤務明けの日のさらに翌日も休みになる計算になります。
日勤の場合だと約8日間のお休みですが、当務だと約19日もお休みがあります。
月の半分以上がお休みです。
いくら24時間の拘束がつらくても、月の半分以上がお休みになるのであれば、何とか我慢できてしまうからです。
これは経験上の話です。
普通のサラリーマンの人からすると、半月以上は仕事が休みになると思うと、そんなに羨ましい事は無いでしょうね。
まあ、警備員の仕事の話なので給料はサラリーマンの人よりも期待は出来ませんがね。
ただし、これでも日勤の方が良い、という人も中には居るでしょう。
仕事はほぼ毎日あるが、毎回帰宅できる事に重きを置いている人にとっては、当務の様に帰宅できないのはイヤだと思います。
人によって何が一番良いかなんて違うので、色々な事情を持った人がいるからこそ、希望に合った働き方が出来るのも事実です。