重要な引継ぎも出来ず人に物を伝える事が絶望的に下手くそな警備員は実は警備業務検定の資格を持っている

施設警備員は警備業務検定の資格を取得する事が出来ます。この資格を取得する際に、決められた時間内に相手に情報を伝える、という試験があります。資格を取得したという事は、この難関を突破したという事なのですが、資格を持った警備員で日常の業務で「相手に物を伝える」という行動が絶望的に出来ない人が居るのです。

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資格持ちは現場で活躍できるのか

警備業の警備業務検定という資格は、現場で活躍し人を指導する役目を担っている、と言われています。

警備員の資格の講習に参加した時にも、講師の方からその様なお話を聞かされたのを覚えている方もいると思います。

 

実際、警備員の資格が有れば現場で隊長や責任者などのポストについても十分実力を発揮できると思いますし、多くの現場で資格を取得した人が現場で隊長職についていると思います。

資格を取得して隊長職に就いていなくても、周りの警備員さんたちのお手本となり、また資格を取得した際に学んだ事を指導する役目も持っています。

 

資格を取得したという事は、警備員として業務を行うにあたり先頭に立って現場を引っ張っていく人物でもあるはずです。

しかし、実際の現場で資格を取得した警備員の中には、本当に警備業務検定の資格を持っているのか、と疑うほど役に立たないポンコツ警備員もいるのです。

 

人に物を伝える事が出来ない資格持ち

以前の現場では、施設警備の資格を取得した警備員の中に、コミュニケーション能力が他人より劣る人が居ました。

まあ、警備業務検定の資格とコミュニケーション能力は関係無いと言われればそうなのですが、資格を取得したという自信や責務、というものを感じられない人もいるのです。

 

彼の場合は「相手に何かを伝える」という能力が絶望的にありませんでした。

業務上の事でもそれ以外の事でも、コミュニケーション能力が低いとあれほど何も伝わらないのか、と思い知らされました。

 

こちらが伝えた事も、曖昧な返事しかせず理解したのかいないのかはっきりせず、今度は何か伝えてきても、話の文法がメチャクチャで「何を伝えたいのか分からない」といった有様です。

話を聞き直すたびに、先ほどとは違った内容になりますます理解できなくなるのです。

 

これほど相手に物を伝える事が出来ないのに、よく施設2級の試験が取得できたな、と思ったものです。

施設2級の試験の中には、制限時間内に内容をまとめて警察へ通報する、という試験があるのですが、彼の様な状態ではとても「伝える」なんてまともに出来ず、合格した事すら奇跡の様に感じてしまいました。

 

それでもちゃんと施設2級の資格は取得している所を見ると、資格を取得した過程と現場でそれを活かす能力は別なのではと思うのです。

資格持ちが優秀とは言えない見本

警備業務検定2級の資格を取得した者は、現場で責任者としての立ち位置でもあると聞かされていますが、それはあくまでその人が責任者としての才能が初めからあるかどうか、という問題だと思うのです。

試験を受けるのは誰でも出来ますが、その後現場で活躍できるかはまた別の話、という事です。

 

今回の彼の様に、資格を取得しても現場では皆を引っ張っていく程の仕事が出来ないのです。

試験を受けていない人よりは講習で学んでいる知識はありますが、それを現場の警備員さんたちに対して指導できる様な人物ではないのです。

 

そういう意味では、資格を取得したからと言って誰もが、翌日から現場で指導できる警備員になれるわけではない、という事です。

今までは、2級の資格が有れば誰もがいつでも隊長になれるほどの指導力が身に付いている、と思っていましたが彼を見て

 

「資格持ちが必ずしも指導的立場の者になれるわけではない」

 

と思い知らされました。

周りにいる資格を持った警備員さんは、果たしてどちらの人物ですか?

 

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