警備員の仕事が底辺だと思って仕事をしている警備員もいれば仕事に貴賎なしと思っている警備員もいる

警備員は底辺の者がする仕事だとよく言われます。まあ、目の前で云われるというよりはネットなどの書き込みなどで見るくらいなので、ダメージはありますが心を病むほどではありません。しかし、一緒に働いている同僚の中には、言葉にはしないものの「警備員なんてしょせん底辺の仕事」と思っているんだろうな、と態度で分かる者がいます。

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警備員は底辺の者がやる仕事

ネットを始め、世の中でもなんとなく暗黙の常識として「警備員は底辺の者がする仕事」といわれています。

まあ、現役の警備員から見ても他の業界と比べて、そう呼ばれる様な人材が多いと感じてはいます。

 

警備員の仕事は誰にでもできる仕事で、余程の事情の無い人でもない限りすんなりと職に就く事が出来ます

昔は警備員の仕事は稼げる、と言われていた時代もありましたが、現在では他の仕事と比較してもとびぬけて稼げるという事も無くなり「底辺の者がする仕事」

 

という評判だけが残っている状態です。

せめて今でもほかの業種よりも稼げるのであれば、ここまで人気の無い仕事にならなかったのでは、と思うのですがね。

 

世間の認識で警備員という仕事はどの様に見られているのでしょうか。

ロクに仕事に就けないものが行く場所

あらゆる会社で勤まらなかった者が最終的に行く場所

定年時に再雇用に掛からなかった高齢者の行く所

 

挙げたらキリがありませんが、警備業界に来る人は色々な人がいます。

そして、警備員になる人は別に底辺の者しかいない訳でもありません。

中には、驚く様な経歴の持ち主の人もいますし、仕事に真剣に取り組んでいる人もいるのです。

警備員の中にもそう思っている者がいる

しかし、残念な事に警備員でありながら、警備員の仕事に対してあまり良い印象を持っていない者がいるのも事実です。

一緒に働いている警備員の中にも、警備という仕事を小馬鹿にしている態度の者がいます。

 

彼は高齢の警備員ですが、仕事は真面目に出勤してきますが、仕事に対して積極性もなければ協調性もなく、同僚の警備員に対しても

「俺はお前たちとは違うんだ」

という雰囲気で誰とも会話をしようとはしません。

 

まあ、お前たちは違う、と言っている時点で自分自身も警備員なので、警備員以外の人から見たら彼も十分仲間と思われているのでしょうがね。

 

そんな彼ですが、過去にも彼が以前から明らかに小馬鹿にしていた警備員とケンカになった事もありました。

こんな警備員がいるにも拘わらず、現場側では会社に異動のお願いをしても聞き入れてもらえません。

「代わりの警備員がいないから」

と返されるだけです。

 

人事権は、現場で働く警備員には一切ないので、人がいないと言われてはそれ以上どうするわけにもいきません。

大きな問題を起こし、クライアント側が警備会社にクレームを入れない限り変わる事は無いでしょう。

 

警備員の中にさえ、警備員に対して悪く思っている人がいるくらいなので、世間もきっと同じ様に思っている人がさぞ多いのだろうという思いに至るのは当然です。

それでも自覚しつつも頑張っている

そんな警備員ですが、多くの警備員さんは恐らく言葉にはしなくても、世間からは底辺の者がする仕事、と言われていると認識していると思います。

世間から追いやられた挙句、警備員になった人も自覚をしていると思います。

 

だからと言って、手を抜いた仕事をするでもなく毎日一生懸命がんばっています。

自分が、世の中で云う所の底辺な人間かもしれない、と思いつつも警備員として仕事をしているのを誰が非難できるでしょうか。

 

警備業界には好きでこの仕事を始めた人や、自分の意志で警備員になったわけではない人もいます。

 

この仕事しか選択肢として残っていなかった。

性格上、警備の仕事しか合うものが無い

 

理由は様々ですが、全ての人が楽をしようとして入ったわけではなく、一生懸命働いている人もいるのです。

世間からどんな言われ様であったとしても。

 

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