警備会社にはポンコツ警備員と呼ばれる様な警備員が必ず存在すると断言できるほど高確率で配属しています。そして、そのポンコツ警備員は現場で大きな失敗をやらかす確率も高く、問題を起こす度に内勤者の上司が謝罪に行く事になります。先日も内勤者の方からそんな愚痴を聞かされました。
ポンコツ警備員の失敗は日常茶飯事
警備業界にはポンコツ警備員と呼ばれるヤバい人がいます。
警備以外の会社にもそのようなヤバい人は稀にいますが、警備業界はその様な人が特に多く集まっていると言えるでしょう。
社会人として大きな失敗をして会社を追われ、警備業界へ流れてくるので自然と多くなるのかもしれません。
他所では雇ってもらえないので、人手不足の警備業界なら欠格事由に抵触しなければ即日で雇ってもらえますからね。
そんな人たちが集まっているので、普通に仕事をしていても目立った行動や失敗は多くなります。
今までの現場でも、ポンコツ警備員の称号を与えられる様な警備員さんに何人も出会ってきました。
仕事中に何か失敗をしても、現場単位の謝罪では収まらない様な時、営業所の偉い人、若しくは内勤者が謝罪に来るのです。
会社の責任者として謝罪に行く内勤者
現場で大きな失敗をして現場の隊長が謝罪するくらいでは収まらない時があります。
普段は隊長レベルの謝罪で済む様な失敗は、どの隊員さんでも経験した事があるかもしれませんが、ポンコツ警備員のやらかしの場合は隊長の謝罪では済みません。
警備会社の契約に関わるほど大きなやらかしや、物損で金銭が発生する様な失敗などは警備会社が介入する必要があったりします。
その時、営業所の偉い人や、内勤者の責任者などが現場に赴き謝罪するのです。
過去にも商業施設で現場のポンコツ警備員がやらかした時、営業所の偉い人と内勤者の上司が一緒に謝りに来ていた事がありました。
後で聞いた話でホントかどうか分かりませんが、その件で翌年の契約金が下げさせられた、なんて事もあったそうです。
一人の警備員の失敗で、契約金に影響が出る、なんて聞くと恐ろしくてのびのびと仕事なんか出来ませんよね。
まあ、他の現場ではその様な仕打ちはありませんし、そこまで行くような大失敗は普通に働いていれば発生しません。
内勤者は現場で働く警備員の失敗に対して、現場へ謝罪に行く事もあると聞き大変なんだなと改めて感じました。
謝罪の原因は自分とは関係ないのに、いい加減な仕事をし大きな失敗をしてしまう行動をしたポンコツ警備員が悪いのに、と思います。
しかし、そのポンコツ警備員を採用したのはほかでもない、その内勤者の上司でもあるのです。
採用したのはその内勤者
警備会社へ応募してきた人の面接をするのは、その地域の営業所の内勤の上司でもあります。
他にも面接を担当する人は居ますが、多くはその上司です。
自分で採用してその隊員が面倒を起こしているので、キツイ言い方をすれば
「自業自得です」
長年、営業所で働いて面接も何人もしてきていれば、その面接の時点でヤバい人は感覚で分かるはずです。
それなのに採用して現場へ送り出し、その不安どおり面倒を起こし謝罪へ行くのです。
ヤバいと感じたのなら採用を見送れば良いのに、実は採用せざるを得ない状況でもあるのです。
それは「人手不足」の為に一人でも多く採用して現場へ送らなければならないのです。
面接の時に不安を感じても、明日現場に出勤する人がいない、というほど人がいない状況をみれば、例えヤバそうと思った人でも採用して現場へ送り出すしかないんだ、という話を聞きました。
それほど現場では人が足りず、現場の隊員さんに無理な出勤を強いてしまっているのです。
私の現場ではそこまで切羽詰まっては居ませんが、足りないという点においてはまあ同じだと言えます。
そんな現場の状況を考えると、来るもの拒まずで面接へ来た人を片っ端から雇って現場送り出し、その配属先で面倒を起こし内勤者が謝罪へ行く事になるのです。
警備員は仕事上、小さなミスは誰でも経験はあります。
しかし、中には契約金い影響が出るほど大きな失敗をしてしまう警備員もおり、その多くは物事の良し悪しの判断が出来ない為に大きな失敗に繋がってしまっています。
そんな判断が出来ないポンコツ警備員という人が、警備の現場にはチラホラ存在しているのです。