警備業は警察官の仕事の補助のような形態で誕生している為、制服が似通っていたり、規律が厳しかったりする警備会社が多いです。それを知らないで業界に飛び込んできたり、教練などの規律の厳しい指導があったりして「思っていたのと違う」という人もいるようです。
知らなくて入社した人
今の現場には警備業を警備業らしく考えていない人がいます。
警備業らしく、とは・・
そもそも警備員ってどんなイメージを持っている人が多いのでしょうか。
少なくとも私は入った当初とあまり変わらないイメージでした。
そのイメージとは
体育会系なノリというか軍隊っぽさのある業種です。
服装からして警察官に近い制服なので、そう考えるのは容易だと思います。
しかし今いる隊員さんは、その警備員らしさに馴染めないのです。
思っていたのと違う
と感じているのでしょう。
警備員の規律ある行動、発言、身だしなみ
そのどれも警備員として満たしていません。
その為に他のベテランの警備員さんから指導される事もたびたび・・
まあ、順に成長していければいいと思っているので、私はそこまで否定的ではありません。
警備員になる時に、そういった職業によって特色があるという事を知らなかったのでしょうか。
教練は会社によっては相当ハード
警備会社を複数経験してきましたが、教練についても会社によって違うのだと知りました。
前の警備会社では、そこまで教練について厳しくなかったのですが、今の警備会社ではめちゃめちゃ厳しいと感じました。
まあ、前の警備会社がゆる過ぎたために、今の警備会社の教練が厳しいと感じただけでこれが普通の厳しさなのかもしれません。
私はこの教練はあまり好きではありません。
気を付けや、右向け右など集団行動をとる際には重要な事かもしれませんが、今どきの特に若い世代には避けれてしまうと思います。
特にその教練を厳しく行っている会社には、若い人材は早々に辞めて行ってしまうでしょう。
ましてや、新人研修時にこの教練をしている警備会社ではその期間に辞めて行ってもおかしくありません。
会社によって差のある教練、これは実際にその会社に入ってからでないと分からない部分でもありますね。
長くいると完全に染まる
警備員の仕事を10年以上もしているといろんなことがマヒしてきます。
・軍隊っぽい規律も悪くない・・・
・教練も隊員の指導には必要・・・
など、普通の感性からすると社会人ぽさからかけ離れています。
その感性がいまでは警備員よりな感性になってきており、それらをおかしいと思わなくなってきました。
警備員を続けていく事でそれはおかしい事ではないのですが、そう思う様になると警備員から抜け出せなくなってきている証拠です。
この先もずっと警備員を続けていくのなら問題ないのですが、もし警備員を辞めて何か新しい事を考えているのならば気を付けましょう。
居心地が良くなって警備員にどっぷりつかって辞められにくくなってしまいます。
警備員は特殊な職業だと思います。長くいればいるほどその特殊な職業から抜け出しにくくなるのです。真面目に勤めようとする人にとっては何ら問題ない事ですが、いい加減な気持ちで入った人にとってはこれほどブラックな職業は無いと感じる事でしょう。