警備業という仕事が無いと多くの企業の仕事がブラック企業となるか多大な設備投資が必要となる

警備業という仕事が無いと、警備員がやるべき仕事を自分たちの従業員にやらせる事となり、多くの企業がブラック企業と呼ばれる事になっていたかもしれない。そんな話信じられますか?人から罵声を浴びせられたり、施設に泊まり込みで仕事をしたりと、警備業が無ければ自社の従業員がその仕事をする事になるのです。

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警備員は面倒な仕事を引き受けている

警備員は多くの人が嫌だと思われているような仕事をしています。

通行人から訳も無く罵倒されたり、環境の悪い場所で仕事をしたり、また多くの人が寝静まっている様な時間帯でも仕事をしたりと、快適な職場環境とは言い難い現場が多いです。

 

だからと言って人から感謝されるかと言えば、全く感謝されないとは言いませんが、その言葉は非常に少なく、人が嫌がる仕事だからと高給かと言えばそこまで稼げるわけでもありません。

人から嫌がれる仕事でしかも大して稼げもしないので、警備員になろうと思う人も少なく、年金を貰う年齢の人が「他では雇ってもらえないから」という理由で警備員の仕事に就くくらいなので、人手不足は解消される事はありません。

 

そんな世間から嫌われている様な警備業ですが、もし警備員が無ければ本来仕事を依頼していた企業は今よりもっと酷い状況になるかもしれないのです。

自社の従業員にやらせれば離職率は増加

警備員は人が嫌がる仕事をしているとした時、もし警備業というものが無かったとしたら、今現在警備業者の仕事を依頼している企業は、自分たちの従業員に警備員のしていた仕事をやらせなければならなくなるのです。

例えば、歩行者やドライバーから「こんな所で工事をするな!」と罵声を浴びせられたり、建物内にいる不審者の対応をして暴力を振るわれたり、また今までは昼間の仕事だけで済んでいたのに夜勤の仕事をしなければならなくなったりするのです。

 

朝の出勤時間も早くなるかもしれませんね。

そんな人が嫌がる仕事をしなければならなくなった時、もしかしたら離職率は上がるかもしれません。

 

いまでこそ、当たり前の様に警備員が仕事を引き受けて働いていますが、警備員が働いている多くの業務は、別に警備員でなくても一般の人でも資格が無くても出来るものが殆どです。

中には無理やり警備員の特定の資格が無くてはその仕事が出来ない様になっていますが、警備業が無ければそれに必要な資格を企業が従業員に取らせれば済む事です。

 

人から罵声を浴びせられた理、夜通し職場で勤務したりと、人が嫌がる仕事を警備員にさせているから、委託した企業側はクリーンな仕事が出来ているといっても過言ではありません。

そんな警備業界も人手不足が深刻で、いよいよ賃金を上昇しないと人が集まって来なくなっているのが実状です。

 

自社の従業員にやらせられない、しかし警備員がまともに集められない、そうなると人以外の物に頼らなければならないのかもしれません。

設備投資して機械に任せるか

近年AI化が進み、ドローンやロボットに頼った警備業務を行う警備会社が出てきました。

日本全国の警備業者や物件の数で云うと1%にも満たない状況だと思いますが、いよいよ人以外の警備業務が動き出したと言えるでしょう。

 

嫌な仕事は警備会社に任せたい、しかし人手が足りないと仕事を引き受けてくれない。

となると警備業者に頼らずにAI化させようと思うかもしれません。

 

設備投資をして人に頼らずに仕事を行う企業が増えて来るかもしれませんね。

まあ、そこまで大きな動きになるまでまだ10年以上先の話になると思いますが、そうなると警備業界としては仕事が減る事になるかもしれません。

 

10年以上先になれば、今現在高齢性大の警備員さんはもしかしたら大量に引退している可能性もあるので、更に人手不足が深刻化しているか、AI化が進んで今より人を必要としなくなっているかのどちらかでしょうか。

警備員が今より社会的地位が向上していれば、人手不足ももしかしたら対象は改善されているのかもしれませんね。

 

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