夕べ巡回中にふと思った事がありました。毎日歩いている通りですが、その通りの至る所に消火栓があります。火災報知機とセットになって居る消火栓ですが、緊急時には電話が使えるんです。厳密には電話ではありませんが、受話器を使って話すさまはまさに電話、ですね。
緊急時にしか使用できない
施設警備員として日々巡回をしていると必ず目にするものの一つに
火災報知器があります
これは火災時に建物内に火災を知らせるベルや、火災を消化する為の消火ホースいわゆる消火栓、が備え付けられています。
先日建物内を巡回している時に、ふと気になったので今回はこの火災報知器と消火栓についてお話します。
火災報知器の電話、といっても日常的に好きな時に好きな様に使えるものではありません。
しかも電話といっても現場と防災センター間でしか話せないものです。
火災があった時に現場近くで防災センターとやり取りをする為だけの電話です。
これがあれば警備員のように無線機を持っていない人でも、防災センターと現場で緊急時のやりとりが出来るわけですね。
いずれにせよ緊急時でしか使う事の出来ないものなので警備員の中でも使った事のある人は余り居ないのではないでしょうか。
送受話器が必要である
この火災報知器の電話ですが現場に初めから備え付けられているものから、防災センターなどに置いてあり、緊急時に警備員が現場まで持って行く・・という状況であったりします。
受話器にコードが付いていて、先っぽがプラグ状になっています。
携帯型の送受話器は現場まで持っていた時に、火災報知器側に差し込んで防災センターとお話しする事が出来るのです。
この備え付け型と携帯型は現場ごとで違うと思うので、自分の現場がどちらのタイプか確認しなければなりません。
私が経験してきた現場は全て携帯型の送受話器でした。
防災センター内に送受話器が置いてあるのを見た事がありましたが初めて見た時は「なんだこれは?」と思いました。
その時も「緊急時に火災報知器側に電話ジャックがあるからそこへ差すんだよ」と簡単に説明されただけでした。
きっとその先輩自身も使い方を教えてもらっただけで、実際には使用した事が無かったのかもしれません。
火災訓練でも送受話器の使用はした事がありませんでしたので。
それでも使い方自体はそれほど難しいものではなかったので誰ですぐに使う事は出来るでしょう。
現場での訓練が大切
誰でも使う事が出来ても本番の火災の時は現場は大変な事になって居るはずなので、いざその時になってもうまく活用できるかどうかは分かりません。
その為にも日ごろから火災を想定した訓練を現場で行う事が必要です。
訓練時には送受話器も現場に持って行き、どのような流れで使うのか、話す文言はどうするのか・・パニックになっても日頃から練習しておけば、何とかなるものです。
何も練習していないと、パニックになった時何もできないのは目に見えています。
その為に警備員は色々な現場で、日頃から面倒ではあるが訓練をしているはずです。
いつか緊急時に役に立つはずなので、何をどうすればよいのか・・という流れの訓練をしておきましょう。