先日、細密巡回時に足が痛くなりいつもと違う歩き方をしている時に「いつもなら足音がしない様に歩いていたのに」と歩く足音に気を使いながら歩きました。警備員は巡回時、特に細密巡回という夜中の見回りの際は足音を立てて歩いてはいけません。
細密巡回時に足音を立てずに歩く事
施設警備員が細密巡回をする時は、不審者がいるかもしれないという事に意識をしています。
不審者に気づかれない様にするには、ドタドタと足音を立てて歩いていてはいけません。
抜き足差し足で歩く必要はありませんが、足音を無理にならさない様に軽く意識している感じですね。
現場によっては床にカーペットが敷いてあればそれほど音も出ませんが、石や大理石の様な固い床面だと、革靴などでは結構な音が出ますね。
足音に気を使い過ぎてもいけないので、歩く際に慣れが必要かもしれません。
先日も、巡回中足に違和感を感じていつもはそれほど足音を立てずに歩けたのが、普段通りに歩けず足音を立てながら歩いてしまいました。
だからと言って、残留者の多いこの現場ではそれほど不審者に気を遣う歩き方をしなくてもよいのですが・・
その為なのか、ここでは新人さんに指導する時にそこまで足音に関してうるさくは言っていません。
歩き方までは研修として指導しない
現認研修の時や、現場での先輩からの指導の時に、細密巡回時は歩く足音に気を付けろ・・といわれた記憶があります。
商業施設の現場の時は、不審者が潜んでいる場合があり得るので、警戒に足音を立て、懐中電灯を煌々と照らして歩いている警備員は、潜んでいる不審者にとってそれほどわかり易いものは在りません。
もしかしたら不意打ちを掛けられてしまうかもしれない事を考えると、自分の場所をアピールする様な巡回の仕方はやめた方が良いでしょう。
しかし、今の現場では細密巡回時に残留者も多く、不審者がいても一瞬残留者か不審者か分からないので、音を立てて歩こうが懐中電灯を照らして歩こうがあまり意味がありません。
その為、新人の研修時にそこまで歩き方に関して指導をしていないのです。
警備員の巡回のあり方として、指導する必要はあると思いますが、そちらは現認研修で学んでもらおうときっぱり切り捨てました。
とりあえず、今の現場では足音に気を使いながら巡回しなくても不審者に襲われた事はありません。
むしろここの現場では、足音を立てて歩いたほうが残留している従業員さんに驚かれずに済むのです。
場合によっては音を出してアピールする
警備員が足音に気を使いながら歩くことは重要ですが、あまりに音を立てなさ過ぎて残留者の従業員さんに驚かれたことが何度かあります。
私はもともと歩くときに余り足音を立てて歩きません。
靴のおかげなのか、無意識に歩いていても音が出ません。
実はこのせいで以前、残留している従業員さんが私が近づいて来た事に気がつかず。
振り向いた瞬間「うわっ!」と驚かれた事がありました。
足音が聞こえなかった事で後ろに人が居る事に気がつかず驚かせてしまった事に気づき
警備員とはいえ、いつでも足音を鳴らさないのは良いわけではない・・
と悟りました。
それ以降、細密巡回時に残留者が周りにいる事に気がついた時は
あえて足音が聞こえる様に歩く
事を心がけています。
そうすれば、開いてもこちらに気づき振り向いて存在をアピールできます。
声を掛ける切っ掛けにもなりますし一石二鳥です。
これは特にうちのメンバーさんには教えていない事ですが、いつかどこかの現場で役に立つ日が来るかもしれませんよ。