とある駅での出来事

今日駅を利用した際にあった出来事です。この二つの出来事はお互い何のつながりもありません。ごく短い時間の間に起こった出来事です。それぞれが良い気分になったのと悪い気分になった事が起きました。

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今朝駅を利用した時、構内を歩いていたら前から若い女性がこちらに向かって歩いてきました。

さりげなく道を譲ろうと女性を見ながら横へよけ気味に歩いていたら、肩に掛けたカバンにマフラーの様なものが乗っていたのですがそれが本人に気づかない状態で後ろへ落ちました。

すれ違いざまに「落ちましたよ」と女性の後ろを指さして知らせました。

その時、私が声をかけていたそれとほぼ同時に女性の後ろを歩いていた男性がマフラーを拾いかけていていました。

私は普通の人よりも人見知りが激しいので、声をかけるのが精いっぱいでそのまま立ち止まるでもなく、女性の顔を見る事もなく後方で感謝の言葉を掛けてくれているその場を振り返らずに立ち去りました。

本人が物を落としたのに気づいていない状況で、周りの人が助ける・・という行動が私以外にもいた、というのがうれしかったです。

周りの人が困っている時でも公共の場では、手を差し伸べてくれる人が少なくなってきている中であの男性の取った行動は暖かいものを感じました。

うれしい気持ちになったまま階段を下りて駅のローターリー付近で車を待っていた時それは起こりました。

前から20歳代くらいの若い男性がこちらに歩いてきて、紙屑の様なものをグレーチングに向かって投げたのです。

いわゆるポイ捨てです。

周りには数人でしたが私以外にもその行動は目撃していたはずです。

しかし、その行動に私を含め誰も注意をしなかったのです。

別にその男性がものすごくこわもてな感じで、もしポイ捨てを注意したら逆上して何をされるか分からない・・というようないで立ちではありません。

自分が悪いことをしたわけではないのに、何かとても嫌な気分になりました。

先ほどはものを落としたのを声をかけてよい気分になったのに、一気に帳消しになりました。

タバコのポイ捨てもそうですが、他人がごみなどを捨てたのを目撃した時に

ごみを路上に捨てずにごみ箱に捨てましょう

と面と向かって言える人がどれだけいるでしょうか。

もし声をかけてトラブルになったら御免だ、と思ってみて見ぬふりをしてしまうのではないでしょうか。

今朝、この二つの出来事を目撃して日常自分の仕事にもこういったような複雑気分になるような言動が無いかふと考えてしまいました。

 

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