施設警備員として毎日エレベーターの起動停止作業をしています。中にはエレベーターのない現場の方もいると思いますが、多くの施設警備の現場ではエレベーターがあるのではないでしょうか。その起動停止は警備員がする処もあれば、そうでない所もあるでしょう。
毎日の起動停止作業は誰がする
エレベーターの起動停止作業は、現場によってバラバラだと思います。
私の経験上、ほとんどの現場が警備員が起動停止作業をしていました。
警備員以外では、施設の従業員や設備担当の方など様々です。
また、現場によっては24時間止める事をしない所もあったりします。
夜通し誰かしらが残っており、止める事が出来ない様なところ、病院やホテルなどが代表的な所でしょう。
エレベーターの起動停止を警備員がする現場は、警備員にとって良い経験の場になります。
その施設に限らず、めったに操作をする事のない設備の仕組みを知る事が出来る機会なので、もし配属先の現場にエレベーター操作を警備員に任されている所に勤務している様なら、必ず経験して学んでおくことをお勧めします。
誰でも出来るが扱いには注意
エレベーターの起動操作と聞くと、何か複雑そうなイメージがありますが、実際は簡単です。
特に、警備員が起動と停止の操作をするだけならなおさらです。
防災センター内や、警備室内にエレベーターの操作盤が置いてある場合は、警備員も操作を覚える様になっている場合が多いので、いろいろ学べますね。
エレベーターの操作盤がある場合は、操作盤の使い方を覚える必要がありますが、そこまで難しいものではありません。
しかし、操作を間違えるとケガをする場合もあり、それを利用するお客様にも迷惑を掛ける事がありますので、教えられた操作以外の事はしない様にしましょう。
警備員がする操作の基本、起動と停止はカギを使う簡単な操作です。
そう、エレベーターはカギ1本で起動と停止が出来る簡単な設備なのです。
エスカレーターもカギ1本で操作できます。
このどちらも厳密には警備室内にある操作盤でも操作できますが、エレベーターの前にあるボタン近くにカギ穴があり、そこから入り切りが出来るのです。
カギを回すだけ、という簡単な操作なので、初日の警備員さんでも出来るほど簡単ですね。
そういえば初日の現場研修時に、このどちらも指導してもらった記憶が今でも残っています。
不停止など設定は様々
得れバーターの起動停止という簡単な操作のほかに、不停止操作などがあります。
これは現場の都合で設定したりしなかったりなので、全ての施設警備員さんが経験できるものではありません。
以前いた現場では、この不停止設定が必要な現場だったので覚える事が出来ましたが操作が面倒だったのと、また複数の場所のエレベーターでこれらの操作をしていたので苦手な業務のひとつでした。
この操作は世の中の施設警備員さんでも自実施している現場は少ないと思いますし、必要な現場であっても指導を受ければすぐに覚えられるものなので、警備員にとってそこまで重要な事ではありません。
それよりも操作が単純ですぐに覚えられる「起動と停止」の操作は実施する可能性があると思います。
ただし、操作をするにあたって人にけがをさせてしまう可能性のある設備なので、操作実施時には真剣に操作する必要があります。
これは自動ドアにしてもエスカレーターエレベーターなど、危険な電気設備の操作になるので、しっかりと先輩警備員から指導を受けてから業務にあたる様にしましょう。