台風などの災害時に積極的に行動する警備員と誰かから指示を出されなければ何が起きても何もしない警備員

今年の夏は台風や大雨の災害に見舞われた地域が多くあります。施設警備員は建物を管理しているので、台風のような災害時はやるべき仕事も多くなります。そんな時、現場にいる警備員さんたちの中には「積極的に行動しようとする人」と「言われなければ何が起きても動かない人」がいます。こういった時に協力して対応に当たるべき警備員なのに「指示待ち人間」は歓迎されません。

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災害が多い時にやるべき事

今年の夏は台風や大雨などの災害が各所で発生しました。

秋にかけて台風も増えるかもしれないので、まだまだこれからかもしれません。

 

しかし、今年は全国的に被害の出ている地域が多く、施設警備員としても活躍した人も多いのではないでしょうか。

施設警備員は建物を管理しているので、現場によっては台風が来る前の予防策や、台風が通り過ぎた後の片付けなど、警備員としての仕事も多かったかもしれませんね。

 

今回の様な台風が来ると分かった時、施設側としては風でモノが飛ばされない様に建物内へ片付けておく、また大雨で建物内に雨漏れが発生する現場では、ペール缶などを配置して床に水たまりが出来ない様にする、など警備員としてする事も多くなります。

風が強くなって来た時は、駐車場のカラーコーンやトラバーなどを片付けたり、お店の出入り口に置いてある植栽などを取り込む事も、以前の現場ではしていました。

 

まあ、警備員でなくても出来る事も多いですが、この様な雑仕事はたいてい警備員に回って来るので、後で責任を問われない様に、言われる前に行動したりするのです。

積極的な人と指示待ちな人

大雨や強風が発生する時、前もってクライアントから警備員に対して「〇〇しておいて下さいね」という指示が無い現場は多いと思います。

クライアントと警備員との間で

「それは警備員のする事だから、言われなくてもするのは当然」

 

という認識なのかもしれません。

中には、丁寧に警備員に対して指示を出してくれるクライアントも居るかもしれませんが、そんな現場は羨ましい限りです。

 

警備員に対して、クライアントが指示を出さない所では事前に警備員側が状況を把握して独自に動きます

そしてこの時に、警備員さんによってはするべき行動を提案してくれる人もいるのです。

 

そしてそれとは反対に、そろそろ動かなければならないのに、一切提案もしてこなければ、事が起こってからでも知らん顔をしている警備員も居るのです。

こういった人をよく「指示待ち人間」と呼んでいますが、彼らは上司だけでなく、同僚からでも相手が何も言ってこなければ、何もしようととしないのです。

 

これは「警備員は言われた事以外はするな」というのとは違い、事が起こる前に提案をして、事前におおごとにならない様にむしろ行動するべき事なのです。

元々警備員が判断して行動するものとして決められているので、その行動に対して「そろそろ・・」という提案は「言われていない行動」ではないからです。

 

この指示待ち人間にありがちな、誰からも指示として言われていなければ、問題が発生しても何もしない、という行動は他の警備員さんたちからは「アイツは何もしない」と煙たがられています。

「誰かがやるだろう・・」

という行動にも見えるので、率先して発言や行動をしない警備員は人によっては「役立たず」なんて言われる可能性もあります。

施設警備員は協力して動くもの

施設警備員は大勢の警備員と協力して建物を守っています。

設備の管理や、一つの問題を協力して解決するなど、大きな建物内で一人では対応できない問題を、同僚と解決する機会が多々あります。

 

そんな現場にも拘らず、ただ言われた事しかしない様な警備員は、何かあっても知らん顔をしていたり、問題が大きくなる前に誰かに報告し、その後協力して解決したりと、自発的な行動をしないのです。

問題が大きくなる前に対処すれば、小さな問題で済んだのに、指示待ち人間が何もしなかった為に事が大きくなってしまった・・

 

という事は過去の現場でも実際にありました。

「いや、分かっていたのなら隊長でなくてもいいから誰かほかの隊員に言えよ!」

 

この様に、自分に関係無いと思っていたのか良く分かりませんが、気付いたのなら提案するなり、もしくは提案できないのであれば他の隊員さんにひと言報告して欲しいと思うのがこの指示待ち人間の行動です。

 

言われなければ何もしない、というのは何も行動をしていないので、業務面では失敗をしていないと思いがちですが、報告や行動をしていない事で、問題が大きくなってしまった事の方が「大失敗」だという事に気付いて欲しいなと思います。

 

施設警備員は、協力して施設を守っているので、みんなで協力して行動するという枠の中に自分も入っているんだ、という自覚を持って仕事をして欲しいですね。

 

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