文句しか言わない警備員にはなるな

先日、業務の事である隊員さんに説明したところ「納得できない」という返事がありました。意見が出るのは現場改善にとって良い事なので問題ありませんが、この隊員さんはそれ以上に、自分に仕事の負担がかかるのを嫌がって不満を言っている節があるのです。皆が協力して現場を少しでも改善しようという意見に対して反対の姿勢は、周りにとっても本人にとってもよろしくありません。

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警備員は不満だらけなのか

警備員は色々な事に対して不満を持っています。

これは私がまだ一般の隊員であった頃から今でも変わりません。

 

普通の隊員でも隊長であっても、その立場によって不満はあるのです。

どんな仕事でもそうですが、対人関係や給料の事、挙げたらきりがありませんね。

 

今回、業務の事で改善案があったのである隊員さんに説明したところ

「それは私がやるのですか、納得できません」

という様な返事が返ってきました。

 

他の隊員さんはほとんど、なぜそうするのかという事を理解して了承しているのですが、彼だけは違った反応でした。

 

誰もが協力する、という意思で納得しているのに彼だけは自分の仕事が増える、という受け止め方をして反対しているのです。

警備隊というのは全員が協力して仕事をしています、そして彼もそう言った事を理解していると思っていたのですが・・。

自分だけが損していると勘違い

最近この隊員さんは、自分にばかり仕事を押し付けられている、といった被害妄想的な態度や反応を良く見受けられます。

 

ポストによって仕事の偏りはありますが、全体を見れば誰もがそれぞれ違った形で仕事を分担しているのです。

同じポストの仕事ばかりしていると、他の人がしている仕事に気づかず自分ばかり余計な作業を強いられていると思いがちです。

 

「自分だけが損をするのはイヤだ」

 

という思いは誰もが同じだと思いますし、一人だけ仕事を押し付けられる様な事は在ってはいけないと思っています。

 

日頃から毎日同じ業務をしていて、さらに業務が増えるとなると「ええっ」となるのは分かります。

 

しかし、それは他の人にも同じように別の形で仕事が増えているのです。

全体で見れば誰にも仕事量が増えていて、ふと周りを見ればその全体を見る事が出来るというのに、仕事が増えるのが嫌だからという理由で一人だけ文句を言うのは余りにも視野が狭すぎる反応です。

文句ばかりでは周りから孤立する

以前はそうでもなかったのに、ここ1年でこの隊員さんは文句が多くなった気がします。

ただ言われた事を言いたい事もあるのだろうに、意見も言わずに黙ってするよりは、理由を聞いたり代案を出したりという様な反応の方が建設的で結果その現場の業務の質が上がるのでむしろ良い事だと思います。

 

しかし、彼の反応は明らかに自分が損をするからやりたくない、と云う文句が増えてきました。

自分の意見が言えるほど、仲間や現場に慣れてきている。という見方もありますが、度が過ぎる文句は良い結果を生みません。

 

今は他人と衝突するほどの態度ではありませんが、ひどくなるとそのうち誰かとケンカになってしまうかもしれません。

いい年した大人が、仕事の事で不満を言って誰かとケンカなんて、と思うかもしれませんが、警備員になっていい年した大人、それも年金を貰うような年齢の警備員が、仕事に本当にくだらない事で言い合いをしているのも見てきました。

 

1,2分遅刻した事や自分には何の不利益も無いのに、些細な業務の事で言った言ってないだの、後になってみるとどうでも良い事が原因だったりするのです。

余りにも普段から文句ばかり言っている警備員は、周りから「うっとおしい奴」と避けれていました。

 

今回この隊員さんがその様な警備員になって、周りから避けられるような人にはなって欲しくないと思うばかりです。

 

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