自分は出来ると勘違いしている警備員

ウチの隊に居る警備員で周りからもダメな警備員扱いされている人物がいます。先日、とある警備員と話していたところどうやらその出来ない警備員は自分は仕事ができる人間だと勘違いしているような話を聞きました。

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そもそも出来ない警備員というのはどんな人を指すのでしょう。

まず今まであったダメな点は

・出入管理で居眠り(営業所と私からの再三の注意があっても今だ変わらず)

・出入管理や巡回中に鼻歌

・私物、共用物の片づけが出来ない(何度指摘しても変わらず)

・命令系統を無視して独断で業務を行う

・忘れ物が多い(装備品を未装着で出発)

・同じミスを何度も繰り返す

上げたらきりがありませんが思い当たるだけでもこれだけあります。

「こんな人間世の中に本当にいるの?」

なんて思うかもしれませんが、私もこの現場で働くようになってこんな人初めて見ました。

彼を見て

「世の中は広い、自分の知らない事はまだたくさんあるんだ!」

と思い知らされました。

しかもそんな彼が営業所の上司に、私の管理している現場で自分をもっと高く評価して欲しい・・とおっしゃったようです。

今までの彼の行動は営業所にすべて報告してあり、過去には居眠りの件で営業所に人にもこっぴどく叱られたはずなのにです。

営業所側も彼の実態を知っているので、高く評価しろという訴えは却下されたようです。

あれほど現場の人間に迷惑をかけているのに、自分が高く評価されていない事に不服を持つその厚かましさにはびっくりしました。

やはりああいった人は、自分を客観的に見るという事が出来ないのでしょうか。

少し前にも、他の隊員から聞いた話では自分はこの現場でも出来る方(気の利く)警備員だとも言っていたようなのですが、私の覚えている限りでは

誰の許可も得ていないのに、勝手な事をして私から「勝手なことするな!」

と叱られていたような気がするのですが・・。

どうやら彼の中には、誰も言わないから気になる事を自分から進んでやった・・自分は偉い、すごい!・・という様なおめでたい構図になっているようです。

しかしこちらとしては、理由があってそのままにしてあるのに許可も無く勝手にやったというただの独断専行なだけです。

警備員は責任者や隊長がいて、その指示のもと行動しています。

そんな中一人の隊員が勝手な行動をすると、今までそれに従って動いていた隊全体の行動が全て無駄になってしまいます。

なので何かする時は必ず、隊長か本部に確認をとって許可が出たうえで行動するのが基本です。

そういった点から言うと、彼の行動は完全に警備員失格です。

今まで問題を起こす度にさんざん言っているのですが、その場は謝りはするものの、日が経つとまた新しい問題を起こしています。

そういった積み重ねで今では彼に対する信用度は、私をはじめ現場の隊員たちからも一切ありません。

それでも人が居ないからと、営業所は応援人材として彼を送ってきました。

こちらは「いらない、彼はダメだ・・」と言っているのに・・。

周りからそんな冷ややかな目で見られているのに、それに気づいていないのかへっちゃらなのか今日も彼は鼻歌を歌いながら、装備品を忘れて巡回に出ていきます・・・。

 

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