施設警備員で警備員として勝ち組、と呼ばれる様な人というのは存在するのでしょうか。「警備員なんてみんな負け組」なんていう意見もあるかもしれませんが、警備業界の中で見た時、勝ち組だとか負け組などと言った表現をするのだとしたらその違いはある、といえるかもしれません。
警備員は社会から見て負け組
世間から見て、警備員の仕事をする者は人生の負け組だという人も悲しいかな世の中にはいます。
誰にでもできる仕事、警備以外の仕事が務まらないから逃げて来た
言い分はそれぞれですが、警備員という仕事は社会的地位の高い仕事という見られ方はしていませんよね。
そんな状態をある言葉で言いかえると
勝ち組と負け組
と言い表される事があります。
余りこの言葉は好きではないのですが、ネットなどを見ていても警備員は負け組だ、という認識で紹介される事が多い印象です。
まあ、確かに仕事も難しい事をしているわけでも無く給料も企業平均よりも高くは無いので勝ちだとか負けなど云う言葉で表現するとなると、どうしても負けの方に軍配が上がってしまうのは違いありません。
そんな勝ち負けですが、警備業界内で比べた時にも勝ち組や負け組などと言った格差はあるのでしょうか。
警備業界内での勝ち組と負け組
世間の仕事と警備の仕事を比べた時に勝ち負けなどの違いがあるとした時、今度は警備業界内でも似た様な事はあるのでしょうか。
現役の警備員として働いてきて、業界内にもその様な優劣があるのかと問われるとしたら
警備業界内にも勝ち組と負け組はある!
といってしまうかもしれません。
警備業界内でも勝ち組と呼ばれる人がいるのだとしたら、それは
警備会社の大手の2社に所属する警備員さんが勝ち組で、それ以外の警備会社に所属する警備員さんが負け組だと思っています。
警備会社の大手の2社は日本国内何処に住んでいる人もこの会社名は知っていると思います。
そうALSOKとセコム、この2社です。
この2社に所属している警備員さんは約50万人という警備業界全体で見ると確かに少数です。
しかし、売り上げは業界全体の大半を占め、給料などの待遇も他の警備会社よりも良いと聞きます。
収入も認知度も圧倒的に知れているこの警備会社に勤めている人こそ、警備業界内の勝ち組と言えるのかもしれません。
だからと言ってこの2社に勤めている人が、他の警備会社の警備員に対して偉ぶる様な態度を見せた事は知る限りではありません。
同じ業界で働く者としてお互い尊重し合っていると思います。
仕事の程度の違いはあれ勝ち負けは無い
同じ警備業界にいる人たちはお互いを下に見る様な事はしていないと思います。
まあ中には稀に自分の警備会社の方がちょっとだけ名が知れているからと、偉そうな態度を取る人も居るかもしれません。
しかし大多数の警備員さんは、人手不足など業界の大変さを知っているので、むしろお互い頑張っている事をよく知っているハズです。
警備業界内でも基本的には皆同じです。
あえて勝ち組負け組などという格差で表現する必要もないのに、人によっては優劣をつけたい人も居る様でこの様な言葉が横行したのだと思います。
まあ警備業界内の仕事を見ても確かに仕事量が違いラクな現場もあればキツイ現場もあります。
そして会社によって給料も大きく異なる事も普通にあります。
それでも警備業法の下、同じ内容の教育を受け体を酷使して働いているのは皆同じです。
業界内に勝ち組、負け組という格差はありませんが、それでも無理にでも表現するとしたら大手の2社が勝ち組と呼ばれるのかもしれない、という仮定の話です


