警備員は食べるのが好きです。今まで勤務してきた現場で、食べる事に関した話題が尽きた事はありません。なぜかというと、施設警備員という仕事は、毎日同じ仕事の繰り返しで、その変わらない毎日の中で唯一、毎日変わっているものと云えば食事の献立だからです。仕出し弁当も、コンビニで自分購入するにしても、毎回メニューが変わるので、その変化に興味がわくのです。まあ、食べるという欲求も満たされるので、誰もが好きではあるのでしょうが。
警備員の仕事はマンネリ
警備員は食事の事になると目が輝きます。
これはどこの現場へ行っても、みな似た様に食べる事への興味は強い様に感じます。
なぜ、警備員の多くの人は食べる事に強い興味があるのか考えてみました。
食べる事の興味は、人間であれば誰でも同じくらい興味があると思います。
しかし、警備員の人の方が「食」により強い興味がある様に感じるのです。
これはもしかしたら「仕事」に関係があるのではと思いました。
そもそも、施設警備員という仕事は毎日同じことの繰り返しです。
毎日異常が無くても、ひたすら同じ場所を見回り、そして何の変化もない場所で1日中、立ちっ放しだったりと 積み重ねで何かが変わっていく、という変化がありません。
何も変わらなくても、毎日同じ事を繰り返す。
これが施設警備員の毎日の仕事なのです。
こんな、何の変化もない事を毎日繰り返しているので、ちょっとした変化に目が行くようになり、異常があれば気付く事が出来るのです。
この様な仕事をしているので、食事というものに気が取られるのでは、と思いました。
食事のメニューは毎日変わる
食事は毎回変化があります。
まあ、意識して毎日同じ物しか食べない、という人の場合は何の変化も無いかもしれませんが、多くの人は先日とは違う食事を取っているのではないでしょうか。
朝も昼も夜も全く同じメニュー、という人も少ないと思います。
仮に仕出し弁当を頼んでいる人は、数か月単位で見れば同じメニューも出て来ると思いますが、週単位では同じものは出てこない事でしょう。
「今日はどんなお弁当かな」
と変化に期待をするのです。
仕事では何も変わらない事の繰り返しですが、食事に関しては毎回違う、この変化に警備員の多くの人が毎日の楽しみなひとつ、になっているのだと思います。
過去に一緒に勤務してきた警備員さんたちも、仕出し弁当の注文を取る時
「今日はどんな弁当かな」
と毎回、楽しそうに話していました。
また、明日仕事が明けたら「〇〇店」へ行くんだ、と先の話を自慢げに話す人もいました。
いや「誰がどこへ行こうとそんな事どうでもいいよ」と思っていたのは内緒です。
食の欲求と変化に意識が向く
食べるという事は、警備員に限らず人間生きていく上で大切な事です。
そういう意味では、食べる事が嫌いな人もいないと思います。
なので、食事について楽しそうに話すのは何も警備員だけでは無いと思います。
しかし、仕事が毎日何の変化もない、という環境では何か変化を求めてしまうのかな、とも思ってしまうのです。
警備員として毎日「何の変化も無い事は良い事」というのは分かっていますが、何も変わらない、というのは人間を退屈にしているのかもしれません。
なので、毎回変化する食事のメニューに気が向くというのはある意味、本能的な欲求の行動なのかもしれませんね。
まあ、こんな真面目な話をしたところで、しょせん警備員の食なんて、安い弁当やコンビニなどのファストフードが大半なので、たかが知れていますがね。
とはいえ、食べる事で満足な仕事が出来るのですから、元気に働く為にも食事はしっかり摂るよう心掛けましょう。