施設警備員や交通誘導警備員に限らず、一人暮らしの警備員さんは大勢いると思います。私は家からの通いなので考えた事はありませんが、一人暮らしの警備員生活というものはどんなものなのでしょうか。また賃金が低いと言われる警備員の仕事で、一体どのくらい貰えれば1か月生活できるものなのでしょうか。
一人暮らしの警備員は多いのか
警備員で一人暮らしという人は周りにたくさんいます。
30歳代から70歳代まで幅の広い警備員さんがいますが、どの世代にも一人暮らしの警備員さんは居ます。
近年では晩婚化や結婚をしない人も増えているので、なお一人暮らしという人が珍しいわけでも無くなってきています。
いや、むしろ今の現場では結婚している警備員という、私の様な存在の方が珍しいとも言えるくらいです。
60歳も過ぎた高齢警備員さんの方が、結婚していて孫もいるという人が多いですね。
若めの警備員さんでは未婚の人が多く、むしろ既婚で警備員の仕事をする人は少ないように思えます。
要するに余り稼げないから生活できない、という事なのかもしれませんね。
そんな一人暮らしの警備員さんですが、1か月にいくら貰えれば生活できるのでしょうか。
1か月にいくら貰えば足りるのか
警備員の給料はあまり高くありません。
一昔前では、残業や連続出勤などでかなり稼ぐ事が出来た警備業のようですが、今では働き方改革のせいでそうはいきません。
ブラック企業を減らすための試みとしては良い政策かもしれませんが、1円でも多く稼ぎたい人にとってはとても足かせになる制度のようです。
これはなにも警備業に限った問題ではありませんね。
そんな稼げなくなったと言われる警備員の給料で、一人暮らしの警備員さんがいくら貰って1か月生活しているのか気になりました。
今の現場では一人暮らしの警備員さんが何人も居ますし、いくら貰っているのか大体計算すれば分かります。
分からない点と言えば、賃貸で住んでいる場合に毎月いくら払っているのかという事と、毎月食費にいくら使っているのかという事などですね。
学生の頃に一人生活をした事がありますが、貰ったバイト代は好きに使っていた記憶があるので、お小遣い制の既婚者から見ると一人暮らしの警備員さんも同じ様な生活をしているかと思うと、とても羨ましい限りです。
地方の生活の場合だと家賃に6万円くらいで、食費は上限なし。
光熱費や通信費などを考えると、税金を引かれて手取りが15万円もあればやっていけるのではないでしょうか。
実際、今の現場では殆どの警備員さんが1か月に20万円くらいの収入があると思います。
そこから税金などを引かれて手取りが15万円位になると思われます。
そう考えれば地方の警備員さんの場合、月給20万円であれば生活できるという事になるでしょう。
上がらない給料で将来不安に
しかしこの月給20万円位というのは生活ギリギリなのかもしれません。
本来なら貯金も出来ていざという時に備えられるのが良いのですが、警備員の給料としてはこの辺りの金額が限界かもしれません。
これ以上仕事に入ろうとすれば、残業時間を超過する事になるでしょうし、そもそも休みが無くなってしまいます。
最低賃金で雇われているので、長時間仕事に入ってもそこまで稼げないのは辛いですね。
そして多くの警備員さんが気にしている事の一つに
「給料が上がらない」
という点だと思います。
私が知らないだけで、毎年昇給のある警備会社があるのかもしれませんが、入札や契約で初めから金額が固定されている物件の現場で働く警備員さんに、人件費を上げる事は簡単に出来ません。
その為、今までの警備会社で昇給は一度もありませんでした。
この様な仕事をずっと続けていても、将来性が無いと判断した若者は警備員になろうとはしませんよね。
ある意味、新卒や中途採用などで若い世代が少ない理由の一つが昇給の無い業界という事なのかもしれません。
今現在一人暮らしで警備員の仕事をしている人は、今この瞬間は生活で来ていても、ずっと上がらない給料では、この先の生活も何も変わらないという事を理解しておく必要がありますね。