施設警備員は自分の勤務する建物で雨が降った時など雨漏れする事案に遭遇した事が一度でもあるのか

施設警備員の方で今まで自分の勤務する建物で雨漏れを経験された方は居るのでしょうか。少なくとも私は今まで経験した現場で雨漏れしなかった現亜はありません。配属先の現場で必ず雨漏れを経験して対応をしているのです。日中はともかく、夜間の場合は設備担当の方などがいないので、建物に24時間勤務している警備員が対応するしかないのです。

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雨漏れしない建物は無い

施設警備員として勤務してきて、一度も雨漏れしない現場勤務はありませんでした。

世の中の施設警備員さんがどのくらい、雨の日に勤務先の建物での雨漏れ経験があるか分かりませんが、私は少なくとも配属した現場全てで経験しているのです。

 

その為「建物は雨漏れするもの」という認識でいます。

配属したほとんどの現場の建物が、築年数が10年以上経過している所ばかりだったので、もしかしたら築年数の若い建物なら雨漏れしなかったかもしれませんね。

 

まあ、後はどれだけ新しい建物であっても横殴りの激しい雨や、長時間の大雨などが降ると、ほんの少しの隙間から雨が入り込む事も有るのです。

夜中は警備員が対応するしかない

雨漏れを発見した時、日中であれば設備担当の方やクライアントへ報告し、それぞれ各部署へ指示が出て対応します。

この時、警備員も対応を手伝う事もあるかもしれません。

 

商業施設では、設備担当、清掃担当、警備員と全ての部署がそれぞれ担当して対応に当たりました。

床を拭く清掃、雨漏れの元を確認する設備、ペール缶やカラーコーンを設置しお客様へ注意を促す警備などです。

 

しかしこれが夜中に雨漏れが発生すると、すべて警備員がする事になるのです。

まあ、全てと言ってもペール缶とカラーコーンを設置するくらいしかできませんがね。

 

台風や大雨の日などは、夜間巡回中に「雨漏れしていませんように・・」という思いで見回り、不安が的中すると警備室へ連絡して雨漏れ対応に入るのです。

警備員しかいないので応急処置的な事しかできませんが、その時の雨の降り方次第では緊急連絡をする場合もあるのです。

場合によってはクライアントへ緊急連絡

以前、とある現場で大雨の日に半地下のエリアで、床まで水がたまるほど雨が降った事がありました。

厳密には雨漏れではないのですが、雨水が上手く排水されずに床まで雨水が入り込んだ状態です。

 

こうなってはもはや警備員ではどうする事も出来ず、設備員やクライアントへ緊急連絡しました。

設備担当の方は近くに住んでいたので、夜中の時間でしたが状況確認しに来ていただけました。

 

クライアントの方は遠方の方だったので、翌朝出勤時に確認するとの事。

結果的に大事には至らず、朝までには水も排出されました。

まあ、後片付けの清掃さんは大変でしたがね。

 

警備員に出来た事と言えば、床まで水が入り込んだ事で、水に濡れては困るものを机の上に上げたりどこまで水が入り込んでいるか各部屋の確認をしたくらいです。

正直、警備員に出来る事は少なく、状況報告と軽い処置くらいしかできません。

 

しかし、発見が遅れた場合に被害が拡大する恐れもあるので、報告をするという行動だけでも十分大きな仕事と言えます。

今年は晴れの日も多く、雨が降ったかと思えば災害認定されるほど大雨になる地域もあったりします。

 

施設警備員は建物内の仕事なので大雨だろうが関係ない、なんて思うかもしれませんが現場によっては無関係ではないのです。

建物内で雨漏れがあった時に警備員が何をするのか、という事を確認しておかないと、いざ誰も居ない時間帯に遭遇したら何もできずに被害が拡大してしまうかもしれないので気を付けたいですね。

 

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